【四字熟語】
改弦易轍
改絃易轍とも書く
【読み方】かいげんえきてつ
「弦(げん)を改(あらた)め轍(てつ)を易(かえ)る」と訓読します。
【意味】
法律や制度を改変すること。易轍」は車輪の軸幅を変える意。
【語源・由来】
「改弦」は弦楽器の弦を張りかえ調子を改めること。
【典拠・出典】
『晋書』「江統伝」
【類義語】
・改弦更張(かいげんこうちょう)
・改轍易途(かいてつえきと)
【英語訳】
・change a system or rule
改弦易轍(かいげんえきてつ)の使い方
あれれ、なんだか植え替えしたのに調子が悪いな、このお花。
どうしたの?
購入した苗が植え替えしたのに元気がないんだ。どうしたのかな?・・・・・・
土が合わないのかもよ。まずは植物の適性土を調べて、間違いがあったら即座に改弦易轍した方がいいわ。
改弦易轍(かいげんえきてつ)の例文
- 間違いだと気が付いたら改弦易轍することに躊躇(ちゅうちょ)してはならない。
- 彼は改弦易轍など無縁だ、仮に間違っていてもそれを撤回したり謝罪したりしないからだ。
- 大臣との付き合いで役人に必要な素養は、無茶な改弦易轍にも疑いを持たず従うということだ。
まとめ
「改弦易轍」は訓読して「弦を改め轍を易る」とあるように、弦は新しいものに貼り替え、轍(わだち)は幅が違うものに変える、というように、まるっきり取り替える、総取り替えをするのです。一部を改変するのではない、全てを変えることに意味があります。
これは法律や制度などが全く異なるものになることを意味しています。
こうした制度や命令にまつわる四字熟語はほかにもいくつかあります。「朝令暮改」は朝決めた制度や命令が夕方には変わっているという意味です。
「改弦易轍」はどのような制度やルールなのか、質は問いません。ただ、もともと有ったものとは別物になるということなのです。ちょっと怖いですね。