固定観念の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
固定観念
【読み方】
こていかんねん
【意味】
強く思い込んでいて簡単には変えられない考えのこと。
状況によって柔軟に変化し得ない考え方。
頭の中である考え方が固まってしまって、他の新しい考えを受け入れにくいんやな。
これは、「自分の考えを固定せんと、色んな視点で物事を見る大切さ」を教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
「固定」とは、一定の位置に固まって動かないこと、一定の状態から変化しないことの意味です。
また「「観念」は物事に対する「その人の考え方・意識」。
一つの考えに拘束され、凝り固まった考え方や意識にとらわれ、適切な判断ができないという悪い意味、批判される場合に多く使われます。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・過価観念(かかかんねん)
・固着観念(こちゃくかんねん)
・固陋蠢愚(ころうしゅんぐ)
・先入僻見(せんにゅうへきけん)
【英語訳】
fixed idea
stereotype
prejudice
obsession
fixed opinion
idee fixe
be in the grip of envy
complex about
You are being stereotypical.
年をとればとるほど、ますます固定観念にとらわれるものだ。
The older you grow, the more you tend to adhere to fixed ideas.
固定観念(こていかんねん)の解説
「固定観念」っていうのは、ずっと頭の中にこびりついて離れない考え方のことを指すんだよ。
「固定」っていうのは、動かない、変わらないっていう意味で、「観念」は人が物事をどう考えているか、どんな認識を持っているかっていう意味だね。
なので、固定観念とは、頭の中にずっと残って、なかなか変わらない、固まった考えのことなんだ。それがその人の考え方を縛っちゃって、新しいことを受け入れられなかったり、適切な判断が難しくなったりするんだよ。
だから、よく「固定観念は捨てるべき」って言われるんだ。新しいことを学んだり、色んな視点で物事を考えるためには、古い、固まった考えを捨てて、心を開くことが大切だよ。
固定観念(こていかんねん)の使い方
固定観念(こていかんねん)の例文
- 結婚した当初から夫への印象は固定観念となって彼女の心に植えつけられていたようです。
- テレビドラマでは幼馴染みは友達以上恋人未満という固定観念があるように思われます。
- 子どもには両親がいるという固定観念は捨てるべき時代が来ているのかもしれない。
- 固定観念の一つとして、会社の社長はいつも自分勝手であるといったものがあるのでしょうか。
- 障害者は仕事ができないという固定観念は、企業の成長を妨げる一つの要因だ。
その考えがずっと固まってしまっていて、なかなか変わらないんだ。