採長補短の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
採長補短
【読み方】
さいちょうほたん
【意味】
人の良いところを取り入れて、自分の短所や足りないところを補うこと。
また、物事のすぐれたところや余ったところから取り入れて、不備なところや足りないところを補うこと。
人から学ぶことで、自分がもっと成長できるってことや。
これは、「他人の良さを見つけて、自分の成長に活かす大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「長(ちょう)」とは、長所のこと。また、余ったりはみ出したりしたところのこと。
「短(たん)」とは、短所のこと。また、足りないところのこと。
「長(ちょう)を採(と)り短(たん)を補(おぎな)う。」と、訓読する。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・舎短取長(しゃたんしゅちょう)
・取長補短(しゅちょうほたん)
・助長補短(じょちょうほたん)
・続短断長(ぞくたんだんちょう)
・断長続短(だんちょうぞくたん)
・断長補短(だんちょうほたん)
【英語訳】
compensating for one’s shortcomings by incorporating others’ strong points.
採長補短(さいちょうほたん)の解説
「採長補短」っていうのはね、他の人が得意なことを見て学んだり、自分が不得意なところを補ったりすることを意味するよ。それに、何かをするときに、よくできてる部分や余ってる部分を取り入れて、足りない部分を補うってことも含んでるんだよ。
「長」っていうのは、長所、つまり得意なことや上手なことを指すんだ。「短」っていうのは、短所、つまり不得意なことや苦手なことを言うんだよ。
なので、「採長補短」は「長所を取り入れて短所を補う」という意味になるんだよ。つまり、他人の得意なところを見て、自分の得意じゃないところを改善するってことだね。だから、「採長補短」っていう言葉は、自分の得意なところを磨きつつ、不得意なところを改善して行こうっていう素敵な考え方を表しているんだよ。
採長補短(さいちょうほたん)の使い方
採長補短(さいちょうほたん)の例文
- 先生にお話を聞いたところ、日々の生活の中で、採長補短を心がけていると話していた。
- 採長補短を心がけることで、周りの人とうまく生活ができるようになった。
- 短所を直そうと努力することは大切だけど、採長補短という考え方も良いだろう。
- あの二人は、採長補短し合うことで、円満な関係を続けることができているのだ。
採長補短の文学作品などの用例
- 仏教と道教が、儒者たちによって学ばれ、それらの採長補短という形で宋学は形成されていった。<唐木順三・日本人の心の歴史>
他人の長所から学び、自分の短所を改善することで成長するという意味が込められているんだ。