秋風索莫の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
秋風索莫
【読み方】
しゅうふうさくばく
【意味】
秋風が吹いて、ものさみしい様子のこと。
盛んだった物事の勢いが衰えて、ものさみしいことのたとえ。
それは、「夏のにぎわいが終わって、秋の風が吹き始めると、周りがちょっとさびしくなる」ってことやな。
元気だったのが、ひとつひとつ静かになっていく様子を表してるんや。
夏の終わりと秋の始まりの、ちょっと物悲しい気分を表す言葉やな。
元気だったのが、ひとつひとつ静かになっていく様子を表してるんや。
夏の終わりと秋の始まりの、ちょっと物悲しい気分を表す言葉やな。
【語源・由来】
「策莫(さくばく)」とは、ものさみしい様子のこと。また、失意のさまのこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・秋風落莫(しゅうふうらくばく)
・秋風寂莫(しゅうふうせきばく)
・秋風蕭条(しゅうふうしょうじょう)
【英語訳】
forlorn and helpless; lonely and desolate
秋風索莫(しゅうふうさくばく)の解説
カンタン!解説
「秋風索莫」っていうのは、秋風が吹いて、なんとなく寂しく感じる様子を表しているんだよ。もしくは、何かが盛んだった時期が終わって、その活気がなくなってしまって、寂しく感じる状況を描く言葉だね。
「索莫」っていうのは、物事が寂しく感じる様子を指すんだ。「莫」っていう字は、「寞」や「漠」って書き方もあるんだよ。
例えば、「秋風索莫たる心地」という文では、自分が何となく寂しく感じている、なんだか元気がなくなってしまったような気分を表しているんだよ。
秋風索莫(しゅうふうさくばく)の使い方
この頃、肌寒い日が多くなってきたね。
そうね。紅葉はきれいだけれど、少しさみしい気持ちにもなるわね。
冬になれば、ウインタースポーツを楽しめて、わくわくするけれど、この時期はなんだかさみしい気持ちになるね。
秋風索莫というものかもしれないわね。
秋風索莫(しゅうふうさくばく)の例文
- 隣の会社は創業以来、ぐんぐん業績を伸ばして社員も増えていったが、些細なことがきっかけで秋風索莫となってしまった。今では社員が数名残っているだけと聞いた。
- あのチームは、新しい選手がどんどん育つことで勝率をあげていた。しかし、育った選手は次々に移籍してしまうので、今となっては秋風索莫のようだ。
- 食べ物がおいしくて、時間がゆったりと過ぎるように思える季節だが、秋風索莫という気持ちにもなってしまう。
- 秋風索莫というように、盛んなできごともいつか勢いが衰えてしまうことがあるものだ。ゆっくりと続けることも、悪くないのかもしれない。
まるで秋の風が吹き始め、周りの様子が落ち着き、活気が減ったような感じをイメージするんだ。