前後不覚の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
前後不覚
【読み方】
ぜんごふかく
【意味】
物事のあとさきも分からなくなるくらいに正常な意識を失うこと。
そうかいな。それはつまり、「ものすごく混乱して、どうしたらいいか全くわからんくなる」って状況なんやな。
頭がパニックになって、正常な判断ができへんくなっちゃうんやな。
これは、「混乱しきって何が何だかわからへん」ってことを教えてくれる四字熟語やな。
頭がパニックになって、正常な判断ができへんくなっちゃうんやな。
これは、「混乱しきって何が何だかわからへん」ってことを教えてくれる四字熟語やな。
【語源・由来】
「前後」は時間の前と後。「覚」は意識する、覚えている意。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・人事不省(じんじふせい)
前後不覚(ぜんごふかく)の解説
カンタン!解説
「前後不覚」っていうのは、ちょっと難しいかもしれないけど、頭がボーッとして何が何だか分からなくなっちゃう状態のことを言うんだよ。
「前後」っていうのは、時間の前(つまり過去)と後(つまり未来)を指すんだ。「覚」っていうのは、「覚える」や「意識する」っていう意味があるよ。
だから、「前後不覚」っていう言葉は、時間の前後が分からなくなっちゃって、まあ要するに、自分が何をしていたのか、何をするべきなのか、全く覚えてない、みたいな状態を指すんだ。
例えば、「酒で前後不覚になる」って言うときは、お酒を飲みすぎて、何が何だか分からなくなっちゃう、つまり頭がボーッとしてしまって、何をしたのか全く覚えてない状態を表しているんだよ。あまり酒に酔ってそんな状態になると、危ないから気をつけてね。
前後不覚(ぜんごふかく)の使い方
健太くん、一体今までどこでなにをしていたの?姿が見えないから、みんな心配して探し回っていたのよ。
河原で休んでいたんだけど、ぽかぽかと日差しが心地よくて、いつの間にか眠ってしまっていたんだよ。
それにしても、前後不覚になるほど眠ってしまうなんて、驚くじゃない。
昨日ちょっと夜更かししたせいかもしれないな。ごめんね。
前後不覚(ぜんごふかく)の例文
- 彼はとてもいい人だけれど、ひとつ欠点を挙げるならば、前後不覚になるまで酒を飲み続けるところがある。人が変わったようになってしまうから、お酒は飲まないほうがいいかもしれないな。
- 父は前後不覚になるまで酔ったせいで、玄関で眠りこけていたらしい。朝になってから、玄関で眠っている父を見つけて、母がとても怒っていた。
- 兄が前後不覚になるまでお酒を飲むなんて、きっととても悲しいことがあったのだろう。
- 彼女はとてもお酒に強いらしい。一度でいいから、前後不覚になるまで酔ってみたいと話していた。
- いくら忙しいといっても、前後不覚になるまで起きているなんて信じられないよ。とにかく少し眠らないと、倒れてしまうよ。
前後不覚の文学作品などの用例
- はっとしてうたたねから醒めて、私は前後不覚にそばにおいてあった竪琴をつかみました。<竹山道雄・ビルマの竪琴>
つまり、混乱が頂点に達して正常な判断ができなくなる状態を示す言葉なんだ。