正々堂々の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
正々堂々
正正堂堂とも書く
【読み方】
せいせいどうどう
【意味】
・軍隊の陣立てなどの勢いが盛んな様子
・卑怯な手段を使わず、態度が立派なこと
あぁ、そやな。「ビビらずにちゃんと向き合って、正々堂々と振る舞う」ってことやんな。
どんなに大変な状況でも、怖がらず、正しい方法で立ち向かうんやな。
これは、「自分の行動に自信を持つ大切さ」を教えてくれる言葉やな。
どんなに大変な状況でも、怖がらず、正しい方法で立ち向かうんやな。
これは、「自分の行動に自信を持つ大切さ」を教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
元々は「正正の旗」「堂堂の陣」で、この二つの言葉が合わさったもの。
旗が乱れずに堂々と行進している軍との戦いは、不利になるから戦ってはいけないと説いている。
【典拠・出典】
『孫子』「軍争」
【類義語】
・威風堂々(いふうどうどう)
・公明正大(こうめいせいだい)
【英語訳】
fair and square
open and aboveboard
例文
正々堂々とした試合だった。
They played the game openly and squarely.
正々堂々とやれ!
Don’t hit below the belt!
正々堂々とした試合だった。
They played the game openly and squarely.
正々堂々とやれ!
Don’t hit below the belt!
正々堂々(せいせいどうどう)の解説
カンタン!解説
「正正堂堂」っていうのは、やり方や態度がすごく正しくて立派な様子を示すんだよ。
「正正」っていうのは、軍隊の旗がきちんと並んでいる様子を指すんだ。「堂堂」っていうのは、戦闘の準備がしっかりと整っていて、全員が元気いっぱいで戦いに挑む様子を言うよ。「正正の旗、堂堂の陣」という意味の短縮形なんだ。
だから、例えば、「正正堂堂と戦う」って言うときは、「公平に、かつ堂々と戦う」って意味になるんだ。これは、みんなが公平に、自分の力を全て出し切って戦うことを大切にしてるってことを表しているよ。
この四字熟語の出典は、「孫子」という本で、戦争や軍事について書かれているところから来てるんだよ。この本は中国の古代の軍事家である孫子が書いたもので、戦争の戦略や戦術について詳しく説明してあるんだよ。
正々堂々(せいせいどうどう)の使い方
昔の武将ってさ、お互い戦う前に「我こそは何たらかんたら」とか言うじゃない。しかも相手が喋ってる間、止まったままで聞いてるし。これから戦争だってのに、のんびりしてるよね。
それが昔の戦(いくさ)の礼儀だからね。
でもさ、もしかしたら長ったらしいこと言ってる間に、相手が攻撃してくることもあるかもしれないとか思わないのかな。
そんなことしたら、不意打ちをかけた卑怯者と言われるだろう。末代までの恥だ。昔の武将は正々堂々と戦うことを良しとしたんだよ。
正々堂々(せいせいどうどう)の例文
- 高校野球の宣誓文の中にも正々堂々と戦う、と言う一文が入っている。
- 彼の態度はいつだって正々堂々としたものだったので、誰も彼が犯人だとは疑わなかった。
- あの選手、相手の怪我をした足ばかり狙って打ってくる。姑息な手を使わないで、もっと正々堂々と戦え!
- 父はいつも「勝った負けたではなく、いかに正々堂々と戦ったかが大事なんだ。」と言っていた。
正々堂々の文学作品などの用例
- しかし、出産の直後という立派な理由があるのだから、正々堂々と寝ていてもいいはずだった。<武田泰淳・森と湖のまつり>
- いや、盗むというのはいかん。もっと正々堂々とやらなくちゃいけない。〈宮沢賢治・饑餓陣営〉
さらに、それは「正しい行動をとり、立派に振る舞う」という意味もあるんだ。
つまり、自分の行動に恥ずかしいところがなく、方法も正しいことを示しているよ。