人海戦術の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
人海戦術
【読み方】
じんかいせんじゅつ
【意味】
多数の人員を使って、仕事を成し遂げようとするやり方。機械などを使わず、大勢の人を動員して物事に当たらせる方法。
「人海」は、数多くの人が集まっていることを海にたとえたことば。
それは、もっと言うと、「たくさんの人を使って、一緒に力を合わせて何かを成し遂げる」ってことやな。
敵がどんなに強くても、人数で押し切るんや。
それと同じで、大勢の人が一緒になって何かをやるときの力強さを表す言葉なんやで。
敵がどんなに強くても、人数で押し切るんや。
それと同じで、大勢の人が一緒になって何かをやるときの力強さを表す言葉なんやで。
【語源由来】
多数の兵員を投じて、数の力によって敵軍を倒す戦法のこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・人海作戦(じんかいさくせん)
人海戦術(じんかいせんじゅつ)の解説
カンタン!解説
「人海戦術」っていうのは、大勢の人を次から次へと使って、何かの仕事をやり遂げる方法を指すんだよ。機械とかを使わずに、たくさんの人を集めて、その人たちに物事を任せるというやり方だね。
元々の意味としては、戦争のときに、たくさんの兵士を送り込んで、その数の力で敵を倒すという戦略を指すんだ。
「人海」っていうのは、人がたくさん集まっている様子を表しているんだよ。つまり、人の力を最大限に活用して目標を達成しようとするやり方、それが「人海戦術」なんだよ。
人海戦術(じんかいせんじゅつ)の使い方
こんな試験前というタイミングで申し訳ないんだけど、時間がないから人海戦術でみんなで事に当たるしかないんだ。 協力を頼むよ。
試験前なのに、よくみんなOKしたわね。
それは、僕の人徳のおかげってやつだよ。
自分でいう事じゃないわよ。まあ、しょうがないわね。手伝うわよ・・・。
人海戦術(じんかいせんじゅつ)の例文
- 近所の家で火事が起きたので、人海戦術でバケツリレーをしましたが、焼け石に水でした。
- 人海戦術で1000羽の鶴を折り、病気で入院している先生のもとに届けました。
- 人海戦術で大量の資料の中から、一枚の資料を探し出しました。
- 人海戦術で、たくさんの営業を本屋に送り込み、評判の本に選ばれることができました。
- 大雪が降ったので、人海戦術で除雪しました。
人海戦術の文学作品などの用例
- 人海戦術がとられたから、人夫は近在だけの村傭ではたりず、<杉本苑子・玉川兄弟>
そして、それは転じて、大勢の人が集まって何かに対処するという意味も持っているんだよ。