知勇兼備の意味(語源由来・出典・類義語)
【四字熟語】
知勇兼備
「智勇兼備」とも書く。
【読み方】
ちゆうけんび
【意味】
知恵も勇気も兼ね備えていること。
ええなぁ、それは。「賢くて、かつ勇気もある」ってことやな。
考える力と、行動する力の両方があるんやな。
これは、「頭と心、どっちも大切」って教えてくれる言葉やで。
考える力と、行動する力の両方があるんやな。
これは、「頭と心、どっちも大切」って教えてくれる言葉やで。
【語源・由来】
元は中国の趙の藺相如を褒め称えた言葉。
【典拠・出典】
『史記』「藺相如伝・賛」
【類義語】
・知勇兼全(ちゆうけんぜん)
・知勇双全(ちゆうそうぜん)
知勇兼備(ちゆうけんび)の解説
カンタン!解説
「知勇兼備」って言葉は、すごいなと思う人が持つ、頭の良さ(知恵)と勇気を同時に持っている、という意味なんだよ。
この言葉は、昔の中国の人、藺相如っていう人をほめるために使われていたんだって。
だから、「知勇兼備の武将」って言うときは、その武将が頭も良くて、勇気もある、つまりとてもすごい人だっていう意味になるんだよ。たとえば、戦術を考えるのが得意で、それに加えて戦闘でも怖がらずに立ち向かっていくような武将を指すよ。
知勇兼備(ちゆうけんび)の使い方
僕の先祖は、知勇兼備の武将として常に先陣を務め、幕府創業の功臣となったんだって。
へえ。その割には、今は普通の家よね。
そこなんだよ。あまりに優秀だったから、謀反の疑いをかけられて討たれてしまったんだ。それで、生き残った子孫は名字を変えて、今に続いているんだよ。
ああ。それで、健太くんの名字を教科書で見たことがないのね。機転が利く先祖のおかげで、健太くんがここにいるってわけね。
知勇兼備(ちゆうけんび)の例文
- 知勇兼備の部下を引き抜かれてしまったことは、大きな痛手でした。
- 海北綱親、秀吉をして、綱親こそが我が兵法の師であると言わしめたとされる、知勇兼備の武将。
- 彼は、知勇兼備の勇将ぶりを買われて、その重臣として活動していた。
- 信長、秀吉、家康の三名将は知勇兼備の将だ。
- これは、秀吉に愛された知勇兼備の将、真田幸村の義父となる大谷吉継の話です。
頭と心、両方を備えているということだね。