手枷足枷の意味(語源由来)
【四字熟語】
手枷足枷
【読み方】
てかせあしかせ
【意味】
行動の自由を束縛するもの、あるいはそのような条件や環境。
それはええ、自由に動くことを邪魔するものや状況ってことやな。
手足に鎖をつけられて、自由に動けへんようにされる状況を想像してみてな。
これは、「自由を束縛するもの」を表してる言葉やな。
手足に鎖をつけられて、自由に動けへんようにされる状況を想像してみてな。
これは、「自由を束縛するもの」を表してる言葉やな。
【語源・由来】
「枷」は昔、囚人の手や足にはめて行動を束縛した刑具の一つ。
【典拠・出典】
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手枷足枷(てかせあしかせ)の解説
カンタン!解説
「手枷足枷」っていうのは、自分の行動が制限される、自由が奪われるような状況を表すんだよ。それは、まるで自分の手足に重い鎖がつけられて、自由に動けないような感じだね。
「枷」っていうのは、昔の刑罰の一つで、人の首や手足につけて、自由に動けないようにするものだったんだ。だから、「手枷」「足枷」って言うときは、自分の行動が何かによって制限されている、という意味になるんだ。
それを「手枷足枷」と二つ続けて言うと、その感じがさらに強調されるんだよ。つまり、本当に動きたくても動けない、行動が大いに制限されている、という感じだね。
「枷」は「かせ」って読むこともあるよ。例えば、「受けた恩が手枷足枷になる」と言うと、恩を受けたことによって、その人に対する行動が制限されてしまう、つまり何かをしたくてもその恩を思うとできない、という意味になるんだよ。
手枷足枷(てかせあしかせ)の使い方
遠足におやつを持って行っていいんだよね?
ええ。いいみたいよ。でも300円までだそうよ。
300円かあ。お菓子大好きな僕にとっては、結構な手枷足枷だなあ。
手作りすればいいんじゃないの?
手枷足枷(てかせあしかせ)の例文
- 健太くんは今、訳あってその動きを逐一見張られているので、手枷足枷をはめられているに等しいのです。
- 大勢でいることが苦手なので、一人になると、手枷足枷がはずれて、身も心もせいせいするようです。
- 小論文では、200字以内という文字制限が手足足枷となって、思うとおりに文章を書くことが出来ない。
- 身体が不自由な自分の存在が手枷足枷となって、子供たちの未来を奪っているような気がします。
- 大きな土地を持っていていいねというけれども、この先祖代々の土地を守ることが手枷足枷となっていることもあるんだよ。
手枷足枷の文学作品などの用例
- 幾時代かの伝習はその抗しがたい手枷足枷で女を捉えた。そして、この国の女を変えた。遠い日本古代の婦人に見るような、あの幸福で自己を恃むことが厚い、<島崎藤村・夜明け前>
- 丹下左膳という怖ろしいお侍から乾雲丸を取戻し夜泣きの名刀をひとつにするためにも、わが身が手枷足枷の邪魔となって、どれだけ栄三郎さまのおはたらきを殺そいでいることか……。〈林不忘・丹下左膳 続乾雲坤竜の巻〉
手や足に鎖をつけて動けなくする、というイメージがここにはあるんだ。