不可思議の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
不可思議
【読み方】
ふかしぎ
【意味】
常識では考えられないこと。物事の奥底が深く、考えてもよく理解できず、ことばでも的確に表現できないさまや現象。また、一般に原因も定かでない奇妙な現象。
あー、それって、「考えても考えてもわからんくて、言葉にできへんくらい難しいこと」やな。
また、なんでそうなるのかさっぱりわからん不思議な現象のことも指すんやな。
この言葉は、「すべてがすぐにわかるわけじゃない、世界には深いところがある」ってことを教えてくれるんやで。
また、なんでそうなるのかさっぱりわからん不思議な現象のことも指すんやな。
この言葉は、「すべてがすぐにわかるわけじゃない、世界には深いところがある」ってことを教えてくれるんやで。
【語源・由来】
元は仏教語で、言葉で表したり、心でおしはかったりできないこと。仏の智慧や神通力についていう。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・奇奇怪怪(ききかいかい)
・奇怪千万(きっかいせんばん)
不可思議(ふかしぎ)の解説
カンタン!解説
「不可思議」っていうのは、すごく深い事柄や複雑な現象について、どんなに考えてもうまく理解できない、または言葉でうまく説明できないような状態のことを言うんだよ。そして、そのような複雑で深淵な現象自体も「不可思議」と呼ぶんだ。
例えば、「なぜ彼はあんなに努力せずに試験で良い成績が出るんだろう」とか、「どうして地球は空中でぐるぐると回っているのか」など、答えが見つからない、理解できないような疑問や現象を指すんだ。
あとは、「原因がわからないけど不思議なことが起きた」っていうような、ちょっと奇妙な現象を表すときにも使うよ。「不可思議な事件が起きた」って言うと、「理由もわからずに奇妙なことが起きた」っていう意味になるんだ。
そして、この「不可思議」っていう言葉、読み下して「思い議る可からず」って読むんだ。これは「どんなに考えても理解できない」っていう意味なんだよ。この言葉の出どころは、『資治通鑑』っていう本だよ。それは中国の唐の時代に書かれた本なんだ。
不可思議(ふかしぎ)の使い方
あの町のはずれにある家には、不可思議な噂がたくさんあるんだよ。
へえ。どんな噂?
夜中に魔女がパーティーをしているとか、パーティの音がうるさいから注意しに行ったのに、その家になかなかたどり着けないとか。
それは不可思議ね。いってみましょう!
不可思議(ふかしぎ)の例文
- この山では、登山者が消えるという不可思議な事件が度々起こっています。
- やがてついに、この不可思議な事件の謎がともこちゃんの手によって解き明かされることになりました。
- 不可思議な言葉を残していったから気にしていたのだけれども、健太くんは元気そうでした。
- この不可思議な風は、猫バスが通ったに違いない。
- その不可思議な現象は科学で証明できなかった。
それは、原因もはっきりしない奇妙な現象を指すこともあるんだよ。