文明開化の意味(語源由来・類義語)
【四字熟語】
文明開化
【読み方】
ぶんめいかいか
【意味】
人間の知恵、知識が進んで、世の中が進歩し開けること。特に明治初期の思想・文化・制度の近代化、西洋化した現象。
ほんまやな。それはつまり、「世の中がグンと進んで、便利になること」ってわけやな。
昔の日本で、外国のすごい技術や生活の仕方を見て、うちらもそうなろうとがんばった時期のことを言うんやな。
これは、「進歩や変化は困難や苦労を伴うけど、それが未来を明るくする」って教えてくれる言葉やね。
昔の日本で、外国のすごい技術や生活の仕方を見て、うちらもそうなろうとがんばった時期のことを言うんやな。
これは、「進歩や変化は困難や苦労を伴うけど、それが未来を明るくする」って教えてくれる言葉やね。
【語源・由来】
「開化」は人知や物事が開け進むこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・開化文明(かいかぶんめい)
文明開化(ぶんめいかいか)の解説
カンタン!解説
「文明開化」は、主に19世紀半ばからの日本の明治時代初期に起きた大きな変化を指す言葉なんだ。この時期、アメリカのペリー提督が黒船を率いてやってきて、日本が長い間閉じていた国の扉を強制的に開かせたんだ。
それから日本は、西洋の科学技術や社会制度、文化を積極的に取り入れて、国全体を近代化しようとした。それまでの日本は、農業が主体の封建社会だったけど、工業化や都市化を進めて、西洋のような近代国家に変わっていったんだ。
新しい学校ができて、子どもたちは英語や数学を学び、西洋の服装が広まり、西洋の食事も普及し始めた。鉄道や電信などの新しい交通・通信手段も導入され、生活のあらゆる面で大きな変化が起こったよ。
でも、すべてがスムーズに進んだわけじゃなくて、古い価値観を守りたい人たちと、新しい価値観を取り入れたい人たちとの間には大きな摩擦もあったんだ。
「文明開化の波が押し寄せる」っていうときは、こんなに大きな変化が起きている状況を指しているんだよ。新しい知識や技術が広がり、それまでの生活や価値観が一変するような、まるで大きな波が押し寄せてくるような、そんなイメージだね。
文明開化(ぶんめいかいか)の使い方
僕は牛鍋が大好きなんだけど、文明開化が無かったら、牛鍋が日本で食べられることはなかっただろうね。
そうね。牛を食べる文化が無かったからね。牛鍋食わぬは開化不進奴といわれたくらいに、はやったそうよ。
そりゃあ、はやるよね。あんなにおいしいんだもの。
あんまり牛鍋ばかり食べていると太るわよー。
文明開化(ぶんめいかいか)の例文
- 文明開化によって、日本人の生活は、ヨーロッパやアメリカを意識したものへと変わっていきました。
- 文明開化で日本は、急速な近代化を行うことができました。
- 明治時代に入ると、文明開化の流れに乗って新聞が多数創刊されました。
- 文明開化から日本人は、洋服を着るようになりました。
- 文明開化の動きは都市中心で、農村にはあまりいきわたらなかった。
文明開化の文学作品などの用例
- それが明治になって、文明開化の風が吹き出して、牛肉はけがれ物どころか、一番のご馳走になってしもた。<住井すゑ・橋のない川>
特に日本の明治時代には、西洋の文化や技術をたくさん取り入れて、生活が大きく変わった時期を指す言葉だよ。