唯我独尊の意味(語源由来)
【四字熟語】
唯我独尊
【読み方】
ゆいがどくそん
【意味】
この世で、自分がだれよりも優れているとうぬぼれること。
なるほどな。それはつまり、「自分が世界一、他の人はちっとも見えてへん」って思うことやな。
自分だけがすごいと思い上がるってやつやな。
これは、「他人を見下さないように」という教えを忘れへんようにする言葉やで。
自分だけがすごいと思い上がるってやつやな。
これは、「他人を見下さないように」という教えを忘れへんようにする言葉やで。
【語源・由来】
釈迦が生まれた時の故事から。
【典拠・出典】
-
唯我独尊(ゆいがどくそん)の解説
カンタン!解説
「唯我独尊」っていうのは、自分が世界で一番すごいと思い込むことを表すんだよ。昔の話でね、お釈迦さんが生まれたときに、7歩歩いて、片手で空を指し、もう一方の手で地面を指して、「この世で自分より偉いものはいない」って言ったんだって。それが「唯我独尊」の由来だよ。
「唯我」っていうのは、「ただ自分だけ」っていう意味で、「独尊」っていうのは、「自分だけが一番尊い」っていう意味だよ。だから「唯我独尊」は、「自分だけが一番すごい」って自信過剰になることを言うんだ。
例えば、「唯我独尊の独裁者」と言うと、その人が自分こそが一番偉いと思い込んで、他人を軽視するような人を指すんだ。この言葉の出どころは、『長阿含経』という古い仏教の経典から来ているよ。
唯我独尊(ゆいがどくそん)の使い方
今度クラス対抗バスケットボール大会があるんだけど、その練習でもめているんだよね。
何があったの?
唯我独尊なバスケットが天才的にうまい子がいて、誰にもパスしないで、自分でシュートを決めるんだよね。
チームワークとしては問題があるけど、それで勝てるなら楽でいいわね。
唯我独尊(ゆいがどくそん)の例文
- ともこちゃんの友人のエリカちゃんは、唯我独尊でもあり、常に自分の都合を最優先させるわがままな子でもある。
- 彼の態度がどこかの国の王様のように、あまりにも唯我独尊だったので、思わず呆然としてしまいました。
- 彼は、唯我独尊の一匹狼のような存在なのです。
- 家庭における父は唯我独尊であり、家族の意見にはほとんど耳をかたむけようとしませんでした。
- 上司は唯我独尊で、部下が自分の言うことをきくのは当たり前だと思っていましたし、上司に意見するなんてもってのほかでした。
唯我独尊の文学作品などの用例
- さすがに、この人に訪ねられたのでは、勝も無精をして、屋敷の中に唯我独尊を極めている訳にも行かない。<子母沢寛・勝海舟>
自分だけが特別で優れていると思い込む、ちょっと自己中心的な考え方だね。