【四字熟語】
泰然自若
【読み方】
たいぜんじじゃく
【意味】
落ち着いていてどんなことにも動じないさま。
【語源・由来】
「泰然」は落ち着いて物事に動じないさま。「自若」は何に対してもあわてず、驚かず、落ち着いているさまから。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・意気自如(いきじじょ)
・神色自若(しんしょくじじゃく)
・言笑自若(げんしょうじじゃく)
・余裕綽綽(よゆうしゃくしゃく)
【英語訳】
never waver and calm down
waverは「動揺する」という意味の動詞。calmは「落ち着く」という意味の動詞。
英文例
彼はいつも泰然自若だ。He always never wavers and calms down.
英文例
彼はいつも泰然自若だ。He always never wavers and calms down.
泰然自若(たいぜんじじゃく)の使い方

健太くん、野球部のキャプテンになってから、ちょっと雰囲気変わったんじゃない?

そうかな?自分ではよくわからないけど、どんな風に変わったと思うの?

ちょっと貫禄が出てきたというか、泰然自若で頼りがいがありそうな感じね

ほんと?お世辞じゃなくて?だったらうれしいな
泰然自若(たいぜんじじゃく)の例文
- うちの父は物静かだが、とても頼りになる人だ。私が交通事故で車にはねられた時も、泰然自若として少しも動じず、慌てふためく母をなだめながら必要な手続きをしていたと聞いた。
- うちの夫は、普段はおしゃべりで少しも静かなタイプではない。でもいざとなると泰然自若で、私が盲腸で救急搬送されたときも慌てずにフォローしてくれて、とても頼りになる。
- うちのクラスの先生は、冗談が大好きで陽気な性格だが、実はとても泰然自若としていて頼もしい。先日のインフルエンザ大流行で学級閉鎖になった時も、御見舞にきてくれた。
- 今年から顧問になった野球部の先生は、若いのに泰然自若としていて、9回表で逆転されても少しも動揺せず、冷静に指示を出してくれるのでとても頼りがいがある。
- 私には双子の姉がいるのだが、性格が正反対で、あわてんぼうでおっちょこちょいの私に比べ、姉はいつも泰然自若としていてうらやましい。
まとめ
「泰然」は落ち着いて物事に動じないさま、「自若」は何に対してもあわてず、驚かず、落ち着いているさまから、泰然自若(たいぜんじじゃく)は、落ち着いていてどんなことにも動じないさまを意味する言葉となりました。いざという時に動揺してしまうのは性格もあるのですが、できれば泰然自若(たいぜんじじゃく)に振る舞えるよう、心構えをしておきましょう。