安土重遷の意味(語源由来・出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
安土重遷
「土に安んじて遷を重(はばか)る」と書き下す。
【読み方】
あんどじゅうせん
【意味】
郷里に安住して、他の土地に移りたがらないこと。住み慣れた土地を離れたがらないのも人の情であることを言う。
ほうほう。それって「自分の家や町が一番好きやから、他のところに行くのはイヤや」ってことやね。
家や故郷に対する気持ちが強いってことやな。
まあ、自分の家や町が一番居心地良くて、そこから動きたくないって気持ちは、わかるわかる。
それが「安土重遷」ってわけやね。
家や故郷に対する気持ちが強いってことやな。
まあ、自分の家や町が一番居心地良くて、そこから動きたくないって気持ちは、わかるわかる。
それが「安土重遷」ってわけやね。
【語源・由来】
安土重遷の「土」は郷土のこと。「重」ははばかる、嫌がるという意味。「遷」は移動することを意味している。
【典拠・出典】
『漢書』「元帝紀」
【類義語】
・安土恋本(あんどれんぽん)
【英語訳】
adore to live in hometown and hate to move to another place
英語例文
歳をとると安土重遷で移り住むことを嫌がる。
Usually for old people, they adore to stay in the town that they spent a lot of time in their life and hate to move to another place.
歳をとると安土重遷で移り住むことを嫌がる。
Usually for old people, they adore to stay in the town that they spent a lot of time in their life and hate to move to another place.
安土重遷(あんどじゅうせん)の解説
カンタン!解説
「安土重遷」というのは、自分が住んでいる場所がとても好きで、他の場所に移るのは嫌だなって感じることを言うんだよ。みんな、自分の住んでいる場所や家が好きだよね?それって、人の気持ちとして当たり前のことなんだ。
この言葉の中に、「土」っていうのは自分の住んでいる土地のこと。「重」っていうのは、嫌だなって感じること。「遷」っていうのは、引っ越したり、移動すること。だから、この四字熟語全体で、住んでる場所が好きで引っ越すのは嫌だなって感じることを言ってるんだ。
例えば、「安土重遷の気持ちで、この町を出るのは嫌だ」というふうに使うんだよ。
安土重遷(あんどじゅうせん)の使い方
おかあさん達こっちで一緒に暮らすことに同意してくれた?
難しいね。。。一緒に住めるのはとっても嬉しいらしいんだけどね、どうしても地元から動きたくないみたい。
そう。こっちに住んだ方がよっぽど安全で便利なのにね、どうしてかしら。
やっぱり安土重遷なんだよ。ずっとあっちに住んでたんだし、気持ちがわからなくはないけどね。心配だよね。
安土重遷(あんどじゅうせん)の例文
- 田舎の実家に住んでもう30年になる、これではさすがにダメだと思い引越しを決意したが、決まってみると安土重遷で引越しなんかしたくない。
- 年老いた両親は安土重遷、郷里を離れて都会に住む息子と一緒に住もうとしない。
- 共に実家暮らしで、同棲もしないで結婚した2人だが、どちらも安土重遷で意見が合わず一緒に住む家もないので、未だに別々で暮らしている。
- 若い頃から国内外で何度も引越しをしている、そのためどの場所にも安土重遷の気持ちが湧かない。
住んでいる土地に強く愛着を感じ、そこから離れたくないという人の感情を表しているんだ。