【四字熟語】
安分守己
分に安んじ己を守ると訓読する。
【読み方】
あんぶんしゅき
【意味】
自分の身の程をわきまえて生き、高望みをしないこと。身の丈にあった生き方をすること。
【語源・由来】
安分守己の「安分」とは自分の身の程をわきまえる、おのれの分に安んずるという意味、「守己」は自分の身を持するということ。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・知己安分(ちきあんぶん)
・一枝巣林(いっしそうりん)
・知足安分(ちそくあんぶん)
【英語訳】
do not desire too much and have life that you can afford
英語例文
彼は安分守己でシンプルな生き方をしている。
He does not desire too much and has a simple life that he can afford.
彼は安分守己でシンプルな生き方をしている。
He does not desire too much and has a simple life that he can afford.
安分守己(あんぶんしゅき)の使い方
健太くんは将来どうするの?何か夢とか野望みたいなことってあるの?
俺は大学を卒業したら、公務員になろうと思う。公務員になって、結婚して普通の幸せな家庭を作るのが夢かな。
ずいぶん手堅いわねー。なんかもっと大きな夢とか野心はないんだ?
だって俺はそんなに頭も良くないし、才能もあるわけじゃないからねー。安分守己に生きていくよ
安分守己(あんぶんしゅき)の例文
- 高級なレストランに連れて行かないと嫌だというし、プレゼントは高級ブランドのものでなければ受け取らない。彼女には安分守己という考えがまるでないのだ。
- 彼はヘッドハンティングされたのにそれを蹴ってまで今の仕事に満足しているらしい、彼が言うには彼にはそんな才能がないから挑戦するよりも安分守己に仕事をしていきたいらしい。
- 当時、私は彼女の所帯染みた、いかにも安分守己な生き方がどうにも嫌いだった。今考えてみれば彼女と結婚すべきだったのかもしれない。
- 安分守己も大事だと思うが、たまには高望みをしないと本当に欲しいものは手に入らないことだってある。
- 彼は全く努力という言葉を知らないのだ。そのくせに自分を安分守己だと言って言い訳しているだけなのだ。