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安分守己【あんぶんしゅき】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

安分守己の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味

【四字熟語】
安分守己

分に安んじ己を守ると訓読する。

【読み方】
あんぶんしゅき

【意味】
自分の身の程や立場をわきまえ、分不相応な望みを抱かず、本分を守って堅実に生きること。

四字熟語の博士
「安分守己」は、自分の立場や本分をわきまえ、必要以上に高望みをせず、堅実に暮らすことだよ。自分の役割を守り、分を越えた行動をしないことが中心で、努力をしないという意味ではないんだ。
助手ねこ
ニャルほど! 目立つことばかり求めず、任された役目をきちんと果たす姿も「安分守己」に近いんだニャ。オラ、無理に高望みしないことと、何も努力しないことは違うとわかったニャン。

【語源・由来】
「安分」は、自分の分をわきまえ、今の境遇に安んじること。「守己」は、自分の本分を守り、身を慎んで行動すること。二つを合わせ、分を越えた欲望や振る舞いをせず、堅実に生きる様子を表す。「分に安んじ、己を守る」と読み下す。

【典拠・出典】
-

【類義語】
・一枝巣林(いっしそうりん)
・知足安分(ちそくあんぶん)

「知足安分」は、足ることを知り、自分の境遇に満足すること。「一枝巣林」は、分相応の暮らしに満足するたとえ。どちらも高望みをしないという点が共通する。

【英語訳】
to be content with one’s lot and live within one’s means
to be content with one’s station and keep within proper bounds

英語例文
彼は安分守己の姿勢で、分相応の暮らしを大切にしている。
He is content with his lot and lives within his means.

安分守己(あんぶんしゅき)の解説

カンタン!解説
解説

「安分守己」は、自分の本分をわきまえ、分不相応なことを望まずに堅実に生きることだよ。「安分」は自分の立場や境遇に安んじること。高望みをせず、自分に合った暮らしを大切にする様子を表すんだ。

「守己」は、自分の身を慎み、本分を守ること。単に自分を危険から守るという意味ではないよ。「安分」と合わせることで、身の程に合わない欲をかかず、節度を守って生きるという意味になるんだ。

たとえば「祖父は安分守己の暮らしを送っている」といえば、派手な贅沢を求めず、自分に合った生活を大切にしていることを表すよ。勉強や仕事を頑張ることを否定する言葉ではなく、分を越えた欲望や振る舞いを避けることが中心なんだ。

安分守己(あんぶんしゅき)の使い方

ともこ
健太くんのおじいちゃん、新しい家を建てようと勧められたんだって?
健太
うん。でも、今の家で十分満足しているし、無理をして大きな家を建てるつもりはないんだって。
ともこ
自分の暮らしに満足して、高望みをしない。安分守己の考え方に通じるわね。
健太
うん! おじいちゃんは、これからも身の丈に合った暮らしを大切にしたいそうだよ。

安分守己(あんぶんしゅき)の例文

例文
  1. 祖父は派手なぜいたくを求めず、安分守己の暮らしを続けている。
  2. 彼は出世を求めて無理に競争するよりも、安分守己の姿勢で自分の仕事を着実に続ける道を選んだ。
  3. その家族は、身の丈に合った生活を大切にする安分守己の考えで暮らしていた。
  4. 彼女は安分守己を心がけ、無理な借金をしてまで高価なものを買おうとはしなかった。
  5. 店主は安分守己を大切にし、売り上げが伸びても身の丈を超える出店は控えた。
ABOUT US
北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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