【四字熟語】
梅妻鶴子
「妻梅子鶴」ともいう。
【読み方】
ばいさいかくし
【意味】
梅と鶴を家族にする意で、妻をめとらず俗世を離れ、気ままに風流に暮らすたとえ。
「梅妻」は、妻をめとらずに梅を植えること。「鶴子」は、子をもたずに鶴を飼うこと。
【語源・由来】
中国宋の時代、林逋は、隠遁して西湖のほとりに住んでいたが、妻をめとらず梅を植え、子のかわりに鶴を飼い、船を湖に浮かべて清らかに風雅に暮らしたという。
【典拠・出典】
『古今図書集成』『詩話総亀』
梅妻鶴子(ばいさいかくし)の使い方
健太くんのおじさんは結婚しているの?
一人で梅妻鶴子な生活をしているよ。
へえ。気ままでいいわね。
うん。とても幸せに満ち溢れているようだよ。
梅妻鶴子(ばいさいかくし)の例文
- 梅妻鶴子の気ままな暮らしをしている兄さんの作る詩歌は、心のゆとりを感じさせるものばかりです。
- 早期退職して梅妻鶴子で風雅に暮らしたいと思っています。
- 日本各地で梅妻鶴子の暮らしを望む人が増え、田舎への移住が盛んです。
- 梅妻鶴子で庭木を眺めながら暮らす毎日は、私に生きる意味を取り戻させてくれました。
- 今はあくせく働いているけれども、いずれは梅妻鶴子の暮らしがしたいです。