著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

朝成暮毀【ちょうせいぼき】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
朝成暮毀

【読み方】
ちょうせいぼき

「朝に成り暮れに毀つ」とも読む。

【意味】
建物の造営が盛んなことのたとえ。

【語源・由来】
朝に完成して夕べには壊すという意味。「毀」はこぼつ、こわすという意味。

【典拠・出典】
宋書』「少帝紀」

【類義語】
朝穿暮塞(ちょうせんぼそく)

朝成暮毀(ちょうせいぼき)の使い方

ともこ
オリンピックが近づいてくるほどに、街中が朝成暮毀といった様子よね。
健太
どんどん新しい建物が建っているよね。
ともこ
建築業界は人手も資材も足りないらしいわね。
健太
これから人口が減っていくというのに、こんなに建ててどうするんだろうね。

朝成暮毀(ちょうせいぼき)の例文

  1. 新しい路線が乗り入れることが決まり、朝成暮毀、マンションの建設ラッシュです。
  2. この町は都会のベッドタウンとして人気が高まり、あちこちで朝成暮毀、家が建てられています。
  3. 先日の大火事のせいで多くの家が焼け、今、江戸では朝成暮毀で、大工が一番忙しそうです。
  4. この辺りはほんの十年前まではだだっ広い野原だったのに、今では朝成暮毀というように、開発は止まりそうにありません。
  5. 大学が移転してきてから、まさに朝成暮毀、学生用のアパートや店がどんどん建てられています。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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