【四字熟語】
糶糴斂散
【読み方】
ちょうてきれんさん
【意味】
豊作の年には政府が米を買い上げ、それを凶作の年に安く売ること。
【語源・由来】
「糶」は米穀を売り出すこと。「糴」は米穀を買い入れること。「斂」は収める、集める、「散」はくばるという意味で「糴斂」は米を買い集めること、「斂散」は米を放出することをいう。中国春秋時代、管仲に始まったという経済政策。
【典拠・出典】
『文献通考』「市糴考」
【類義語】
・賤斂貴発(せんれんきはつ)
・賤斂貴出(せんれんきしゅつ)
糶糴斂散(ちょうてきれんさん)の使い方
春秋時代に糶糴斂散という制度があって、お米の価格調整をしていたんだって。
へえ。春秋時代って紀元前700年とか、そんな昔の話でしょう?すごいわよね。
日本ではまだ縄文時代だったんだよね。
中国ってすごいわね。
糶糴斂散(ちょうてきれんさん)の例文
- 昔の糶糴斂散というシステムのように、政府が為替に介入して価格調整をすることがあります。
- 政府が需給のバランスを整える、糶糴斂散という制度が考え出されました。
- 糶糴斂散は市場原理、神の見えざる手に反する行為です。
- 政府が介入し、糶糴斂散を用いることで、市場の失敗をなかったことにできます。
- 物価安定策として糶糴斂散を行使しないとだめかもしれません。