著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

朝蠅暮蚊【ちょうようぼぶん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
朝蠅暮蚊

【読み方】
ちょうようぼぶん

【意味】
つまらない小人物がはびこるたとえ。

【語源・由来】
人にまといつく朝の蠅と夕方の蚊。

【典拠・出典】
韓愈「雑詩」

朝蠅暮蚊(ちょうようぼぶん)の使い方

健太
市長は、マンションの数を増やして人口を増やし、税収をあげようとしているらしいね。
ともこ
そうなのよ。でもおじいちゃんは、朝蠅暮蚊の輩が増えたって怒っているわよ。
健太
むやみやたらに人口を増やそうとすると弊害があるよね。
ともこ
新旧の住人がうまく折り合っていくことができるような政策を打ち出してほしいわよね。

朝蠅暮蚊(ちょうようぼぶん)の例文

  1. この町は朝蠅暮蚊のような人たちが住む所だから、引っ越し先としてはお勧めじゃないなあ。
  2. 朝蠅暮蚊の輩が集まるようになってつまらない場所になってしまいました。
  3. 大型ショッピングモールができて、人口が増え便利になったけれども、朝蠅暮蚊の感があります。
  4. カジノなんて作ったら朝蠅暮蚊、ろくでもない人たちが集まり、この町の治安は悪化の一途をたどるでしょう。
  5. 町の重鎮であった健太くんのおじいちゃんがいなくなってから、朝蠅暮蚊の輩が集まるようになり困っています。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。