【四字熟語】
黜陟幽明
【読み方】
ちゅっちょくゆうめい
「幽明を黜陟す」とも読む。
【意味】
正しい基準に従って人材を評価すること。
【語源・由来】
「黜陟」は退けることと官位を引きあげること。「幽明」は暗愚と賢明という意味。暗愚なものを退け、賢明な者を登用するということから。
【典拠・出典】
『書経』「舜典」
【類義語】
・適材適所(てきざいてきしょ)
・量才取用(りょうさいしゅよう)
・量才録用(りょうさいろくよう)
【対義語】
・大器小用(たいきしょうよう)
黜陟幽明(ちゅっちょくゆうめい)の使い方
ともこちゃん。次期生徒会長にご指名されたんだってね。おめでとう。
私に務まるのか不安だけど頑張るわ。
黜陟幽明な生徒会長が選んだんだから間違いないよ。自信をもって生徒会長の仕事に取り組んでよ。
ありがとう。この学校のために全力を尽くすわ。
黜陟幽明(ちゅっちょくゆうめい)の例文
- 黜陟幽明することに長けている人が人事部長だから、僕ら社員は安心して任せていられます。
- 担任の先生は黜陟幽明を心がけて、クラスの委員を決めました。
- 今回の人事は、黜陟幽明して私情を捨て、公正な判断で決めました。
- 健太くんはひいきをすることが多いから、黜陟幽明するなんて無理なんじゃないかな。
- 黜陟幽明な人事をする彼のことだから、この不可解な人事にも意味があるのでしょう。