【四字熟語】
大同団結
【読み方】
だいどうだんけつ
【意味】
いくつかの団体・政党などが、共通の目的に向かって、小さな意見の違いを越えて一つにまとまること。
【語源・由来】
「大同」は同じ目的をもつ者が一つにまとまること。「団結」は多くの人が共通の目的のために一つにまとまることから。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・呉越同舟(ごえつどうしゅう)
・楚越同舟(そえつどうしゅう)
【英語訳】
act in a body for same purpose
act in a bodyは「団結して行動する」という意味の熟語。
英文例
野党は次の選挙で大同団結することになった。The opposition parties desided to act in a body for same purpose at next election.
英文例
野党は次の選挙で大同団結することになった。The opposition parties desided to act in a body for same purpose at next election.
大同団結(だいどうだんけつ)の使い方

聞いたわよ、うちと姉妹都市のラティナ市の少年野球チームと交流試合をやることになったそうね

そうなんだよ。市内の小学校からそれぞれ何人か有力選手を出して、混成チームを作ることになったんだ

大同団結で最強チームを作るってわけね。がんばってね!

まあ、それに僕が選ばれるかどうか、わからないんだけどね
大同団結(だいどうだんけつ)の例文
- 今の政治を変えるためには与党を倒すしか無いと、複数の野党が大同団結して選挙協力することになったのはいいが、それで野党票が割れずにすめば良いのだが。
- うちの学校にはテニス部とテニス愛好会というふたつのテニスサークルがあり、微妙に目的が違うのでどちらに入部すればよいかわかりにくかった。話し合いの末、今年から大同団結して勧誘活動をすることになったそうだ。
- 今度の新商品開発について、営業部と企画部で意見が対立していたが、会議を重ねた結果、大同団結して開発にあたろうということで一致した。
- その政党は、一度政権を取ったこともあるのだが、その後分裂と再編を繰り返し、今では複数の少人数の党になっている。このままでは自然消滅してしまう危機があるため、各党が話し合い、大同団結して新政党を立ち上げることになった。
- 大同団結するためには、意見調整や方向性の確認など、話し合いを重ねることが大切だ。
まとめ
「大同」は同じ目的をもつ者が一つにまとまること、「団結」は多くの人が共通の目的のために一つにまとまることから、大同団結(だいどうだんけつ)は、いくつかの団体・政党などが、共通の目的に向かって、小さな意見の違いを越えて一つにまとまることを意味する言葉となりました。選挙の度に政党の大同団結を目にしますが、政策のためというよりも選挙対策のために見えてしまうのが残念です。