読書三昧の意味(語源由来・英語訳)
【四字熟語】
読書三昧
【読み方】
どくしょざんまい
【意味】
一日中ひたすら書物を読むことにひたりきること。
たとえば、すごく面白い漫画を読んでいて、時間を忘れてしまう感じやな。
まさに、「本に夢中になる楽しさ」を教えてくれる言葉やね。
【語源・由来】
「三昧(ざんまい)」とは、そのことに夢中になって、他のことを顧みないこと。
【典拠・出典】
-
【英語訳】
obsession with reading; being buried in a book.
読書三昧(どくしょざんまい)の解説
「読書三昧」は、まるで本が一番の友達みたいに、一日中、ずっとずっと読書に夢中になっている様子を表すんだよ。たとえば、朝起きてから夜寝るまで、ずーっと本を読んでいるような状況を指すんだ。それだけじゃなくて、放課後や休みの日でも、遊びに行くことよりも、本を読んでいる時間が多いとか、そういう状況も「読書三昧」って言うんだ。
この言葉の中にある「三昧」っていうのは、もともと仏教の用語で、ひたすら一つのことに集中し続けるという意味があるんだ。だから、「読書三昧」は、他のことを何も考えず、本だけに集中しているという意味になるよ。
例えば、「彼女は読書三昧の日々を送っている」って言ったら、その子が本を読むことに夢中で、他のことはほとんど考えていない、ということを表しているんだよ。それだけ本が好きで、読書に集中しているんだね。
でも、あくまで「読書三昧」は、読書に集中しすぎて他の大事なことを忘れてしまうという意味ではなく、ただ単に読書に情熱を注いでいる、ということを表すから、注意してね。
読書三昧(どくしょざんまい)の使い方
読書三昧(どくしょざんまい)の例文
- 彼女は三度の飯より本が好きだと話していた。休日は読書三昧で過ごしていて、とても幸せらしい。
- 祖父は老後に読書三昧の生活を送ることが夢だと教えてくれた。老後に読みたい本がたくさん集められた本棚が、部屋に3つ並んでいる。
- 読書三昧をしていたからといって、食事も睡眠も摂らないなんて体に毒だよ。まずは少し眠ったらどうだい。
- 先生は読書三昧の生活をしていたから、豊富な知識を持っているんですね。ぼくも先生を見習って、たくさん本を読みたいと思っています。
- 将来の夢は、読書三昧の生活を送ることだという作文を、娘が書いていたようだ。今度の参観で発表するようだけど、書き直しをさせたほうがいいのだろうか。
読書三昧の文学作品などの用例
- 公文は暮から正月のことを思うとたまらなかった。いつも彼は読書三昧で過ごした。<曽野綾子・木枯しの庭>
- ただ、毎日この新築の書斎に閉じこもって、銀行家と云うよりは若隠居にでもふさわしそうな読書三昧に耽っていたのです。〈芥川龍之介・開化の良人〉
本を読んでいる間は、まるで自分と本だけの世界になるんだ。