遠慮会釈の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
遠慮会釈
【読み方】
えんりょえしゃく
【意味】
相手に対して慎みや礼儀を持ち、気遣いをすること。多くは「遠慮会釈もない」「遠慮会釈なく」という否定の形で、相手への配慮や手加減がなく、強引に振る舞う様子を表す。


【語源・由来】
「遠慮」は他人に気を配って言動を控えめにすること。「会釈」は軽くお辞儀をすることから、相手への心遣いや礼儀を表す。二つを重ね、他人への慎みや気遣いのことをいう。実際には「遠慮会釈もない」「遠慮会釈なく」のように否定形で使い、相手を気遣わず、手加減もしない言動を批判的に表すことが多い。
【典拠・出典】
古い文学作品に「遠慮会釈もない」という用例があるが、特定の一つの故事を直接の語源とすることは確認できない。下記の有島武郎・太宰治の用例も参照できる。
【類義語・関連表現】
・会釈遠慮(えしゃくえんりょ。同じく慎みや気遣いを表す語)
【対照的な表現】
・傍若無人(ぼうじゃくぶじん)(他人を気にせず勝手気ままに振る舞うこと。「遠慮会釈もない」に近い状態を表す)
【英語訳】
consideration and courtesy; without restraint or consideration(「遠慮会釈もない」の場合)
彼は相手の事情も考えず、遠慮会釈なく厳しい質問を重ねた。
He kept asking harsh questions without any consideration for the other person’s circumstances.
遠慮会釈(えんりょえしゃく)の解説
「遠慮会釈」は、相手に対する慎みや礼儀、気遣いのことだよ。でも、日常では「遠慮会釈もない」という否定形で使うことが多いんだ。
例えば、相手が困っているのに、その事情を考えずに無理な要求を続ける人については「遠慮会釈もない態度だ」と表現できるよ。「遠慮会釈なく質問する」なら、相手を気遣わず、ずけずけ質問するという意味なんだ。
「会釈」は「えしゃく」と読むよ。ここでは単に頭を下げる挨拶だけではなく、相手への心遣いも表すんだ。
遠慮会釈(えんりょえしゃく)の使い方




遠慮会釈(えんりょえしゃく)の例文
- 相手の事情を聞かずに無理な要求を続ける彼の態度には、遠慮会釈がなかった。
- 記者は遠慮会釈もなく、取材対象の私生活について次々と質問した。
- 会議では相手の意見を遮り、遠慮会釈なく自分の主張を押し通した。
- その客は店員の説明を聞かず、遠慮会釈もなく長時間の対応を求めた。
- 物語の悪役は、遠慮会釈もなく人の部屋に入ってきて命令した。
遠慮会釈の文学作品などの用例
まとめ
「遠慮会釈」は、相手に対する慎みや礼儀、気遣いを意味します。ただし、一般には「遠慮会釈もない」「遠慮会釈なく」のように否定形で用い、相手への配慮や手加減がなく、強引に振る舞うことを表します。
「会釈」は「えしゃく」と読み、単に軽くお辞儀をするだけでなく、相手への心遣いも表します。有島武郎『或る女』や太宰治『作家の手帖』にも、否定形で使われた例が見られます。


















