著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

不虞之誉【ふぐのほまれ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・対義語)

【四字熟語】
不虞之誉

【読み方】
ふぐのほまれ

【意味】
思いがけなく得た名誉のこと。

【語源・由来】
「不虞」は思いがけない・意外ということ。

【典拠・出典】
孟子』「離婁・上」

【対義語】
・求全之毀(きゅうぜんのそしり)

不虞之誉(ふぐのほまれ)の使い方

ともこ
健太くん、すごいわね。今朝の新聞に健太くんの記事が載っていたのを見たわよ。
健太
不虞之誉だったんだよ。たまたま通りがかったところにおぼれている子がいたから助けただけなんだけど大げさに騒がれてしまったんだよ。
ともこ
そのたまたまなのに、思い切って飛び込むことができる健太くんの勇気がすごいのよ。
健太
ほめられ慣れていないから照れるなあ。

不虞之誉(ふぐのほまれ)の例文

  1. 今回の栄誉は不虞之誉、たまたま運がよかったんだよ。
  2. 不虞之誉であって、大したことではないんですよ。
  3. 健太くんは謙遜して不虞之誉だといっていますが、彼の日ごろの努力の成果が出たんだと思います。
  4. 今回のノーベル賞受賞は不虞之誉で、予想だにしていませんでしたから、受賞の連絡が来たときは驚きました。
  5. まったく思いがけない、不虞之誉でした。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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