【四字熟語】
風月玄度
【読み方】
ふうげつげんたく
【意味】
人と長いあいだ会っていないこと。また、心が清く私欲のない人を思うこと。
【語源・由来】
「風月」はすがすがしい風と美しい月。「玄度」は人名。
中国、晋の劉惔が「すがすがしい風が吹き、明月の美しい夜になると、友人の許詢を思い出す」と語ったという故事から。「玄度」は許詢の字。劉惔も許詢も清談の名人だった。
【典拠・出典】
『世説新語』「言語」
風月玄度（ふうげつげんたく）の使い方
健太くん。幼稚園の頃大の仲良しだった彼とは、今も会っているの？
そういえば風月玄度、ずっと会っていないなあ。元気にしているかなあ。
きっと相棒の健太くんがいなくて、有り余る元気を持て余しているでしょうね。
ああ、会いたいなあ。
風月玄度（ふうげつげんたく）の例文
- あの医師は風月玄度なので、困っている人からはお金をもらいません。
- 原稿が仕上がらないので、ホテルに缶詰め状態になって風月玄度の日々です。
- 健太くんは、自分の信念を貫く風月玄度な人です。
- 忙しすぎて風月玄度の毎日が続いています。
- 澄み切った心を持ったともこちゃんは、まさに風月玄度な人です。
