著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

風紀紊乱【ふうきびんらん】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
風紀紊乱

「紊乱」を「びんらん」と読むのは慣用。正しくは「ぶんらん」。

【読み方】
ふうきぶんらん

【意味】
社会風俗や規律が乱れること。特に男女間の交遊についていう。

【語源・由来】
「風紀」は、風俗や風習など、日常生活におけるきまり。特に男女関係についていう。「紊乱」はみだれること。

「風紀」を「風規」と書きちがえない。

【典拠・出典】

【類義語】
・傷化敗俗(しょうかはいぞく)
傷風敗俗(しょうふうはいぞく)
風俗壊乱(ふうぞくかいらん)

風紀紊乱(ふうきびんらん)の使い方

ともこ
健太くん。朝から何を怒っているのよ?
健太
さっき、男子生徒と女子生徒が手をつなぎながら登校してきたんだ。風紀紊乱もはなはだしいよね。
ともこ
健太くんは、規律の乱れに怒っているというより、うらやましいだけでしょう?
健太
そうだよ。うらやましいし悔しんだよ!

風紀紊乱(ふうきびんらん)の例文

  1. 今の若者は、人前で平然と口づけを交わしおって風紀紊乱でけしからんことだ。
  2. 昔は、若い男女が並んで歩くだけで風紀紊乱と騒がれたものですよ。
  3. 老若男女が利用する公園のベンチでカップルがイチャイチャするなんて風紀紊乱だから、ベンチを全撤去しようじゃないか。
  4. 風紀紊乱を嘆く健太くんは、彼女いない歴イコール年齢なんです。
  5. 最近の若者は人目もはばからず、節度というものを知らない、風紀紊乱もはなはだしい。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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