【四字熟語】
激濁揚清
【読み方】
げきだくようせい
【意味】
清らかなもの、善なるものを揚げて、にごったもの、不正なものを取り除くことのたとえ。
【語源・由来】
「濁」は、濁った流れのことから転じて、不正や悪徳のこと。「激」は、激しく当たって砕け散らすこと。「清」は、水が澄みきっていること。転じて、清らかなもの。また、善のたとえ。「濁を激して清を揚ぐ」と読み下す。
【典拠・出典】
『抱朴子』「外篇・刺驕」
【類義語】
・遏悪揚善(あつあくようぜん)
・勧善懲悪(かんぜんちょうあく)
・揚清激濁(ようせいげきだく)
激濁揚清(げきだくようせい)の使い方
この学校の風紀が乱れてきているわよね。
そうだね。長い歴史に傷がついてしまったよね。
これは激濁揚清しなくてはいけないわ。良いことをしたらテストの点数に加点して、悪いことをしたら減点する仕組みを生徒会として提案するわ。
それは反発が出るかもしれないよ。
激濁揚清(げきだくようせい)の例文
- 激濁揚清するために道徳を教科化しました。
- 激濁揚清するために、手始めに町中の落書きを清掃しました。
- 激濁揚清、良いことをしたら褒め悪いことをしたら厳しく叱り、飴とムチを徹底しました。
- 正義感が強いともこちゃんは、徹底的に激濁揚清します。
- 激濁揚清をすすめるには、悪いことを悪いと注意しあえる雰囲気を作らなくてはいけません。