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月下氷人【げっかひょうじん】の意味と使い方や例文(故事・類義語・英語訳)

月下氷人

「月下氷人」の意味とは?(出典・類義語)

意味

【四字熟語】
月下氷人

【読み方】
げっかひょうじん

【意味】
結婚の縁を取り持つ人。仲人(なこうど)や媒酌人のこと。

四字熟語の博士
「月下氷人」は、結婚の縁を取り持つ仲人や媒酌人のことだよ。「月下老人」と「氷人」という、中国の二つの故事を組み合わせた言葉なんだ。単に二人が出会っただけでなく、その縁を結ぶ手助けをした人を指すんだよ。
助手ねこ
ニャルほど! 「二人を紹介して結婚の縁を結んだ人」が月下氷人なんだニャ。オラ、月と氷がどうして仲人の意味になるのか、故事も読んでみたいニャン!

【典拠・出典】
『晋書』「芸術伝・索紞」、『続幽怪録』巻四「定婚店」

【類義語】
・月下老人(げっかろうじん)

唐の韋固(いこ)が月明かりの下で出会った老人は、結婚の縁を記した不思議な書物を読んでいた。老人は、袋の中の赤い縄で結婚する男女の足を結ぶと語り、韋固の将来の妻はまだ幼い少女だと予言した。後に韋固は、その少女と結婚したという。

【英語訳】
matchmaker(結婚の仲を取り持つ人)
a marriage go-between(結婚の仲介役)

【英語例文】
二人の月下氷人は、共通の友人だった。
A mutual friend acted as a matchmaker for the couple.

月下氷人(げっかひょうじん)の故事

故事を簡単に説明!
カンタン!解説

「月下氷人」は、中国の二つの伝説がもとになって生まれたことばです。

一つ目は、唐の時代の「月下老人」の話です。韋固という青年が旅の途中、月の光の下で本を読む老人に出会いました。老人は、結婚の縁をつかさどる、あの世の役人だと語ります。

老人の袋には赤い縄が入っていて、「この縄で結ばれた男女は、どれほど離れていても夫婦になる」と語ったといいます。

韋固が将来の結婚相手を尋ねると、老人はまだ三歳の少女だと告げました。約十四年後、韋固はその少女と結婚したと伝えられています。これは『続幽怪録』巻四の「定婚店」にある話です。

二つ目は、晋の時代の「氷人」の話です。令狐策(れいこさく)という人物が、氷の上に立って、氷の下にいる人と話す夢を見ました。占い師の索紞(さくたん)は「氷の上は陽、氷の下は陰に当たる。二人が話すのは婚姻の仲立ちをする前兆だ」と解きました。

その後、令狐策は実際に仲人を務め、縁談がまとまったといいます。こちらは『晋書』「芸術伝・索紞」に載る故事です。

こうして、「月下老人」と「氷人」という二つの故事に由来する言葉を組み合わせ、結婚の縁を取り持つ人を「月下氷人」と呼ぶようになったのです。

月下氷人(げっかひょうじん)の使い方

ともこ
昨日、両親の結婚の話を聞いたら、「月下氷人」って言葉が出てきたの!
健太
月下氷人? 月の下で氷を運ぶ人のこと?
ともこ
ふふっ、違うわよ! お父さんとお母さんを紹介して、結婚の縁を取り持った人のことよ!
健太
なるほど! 氷屋さんじゃなくて、二人の縁を結んでくれた大切な人なんだね!

月下氷人(げっかひょうじん)の例文

例文
  1. 両親の月下氷人は、二人を紹介してくれた父の友人だったそうだ。
  2. 二人の縁談を取りまとめた友人は、まさに月下氷人だった。
  3. 恩師が二人を紹介して結婚まで親身に支えてくれたので、月下氷人として感謝している。
  4. 友人夫妻は、二人の月下氷人となった先輩を結婚式に招いた。
  5. 結婚が決まった二人は、縁を取り持った知人に月下氷人としてお礼を伝えた。
  6. 仲人を務めた叔母は、私たちにとって忘れられない月下氷人だ。

まとめ

「月下氷人」は、結婚の縁を取り持つ仲人や媒酌人を指す言葉です。『続幽怪録』の「月下老人」と『晋書』の「氷人」という、二つの故事に由来しています。二人の縁を結んでくれた人を「月下氷人」と表現できます。

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北澤篤史サイト責任者
ことわざ・漢字熟語の専門家、ことわざ学会理事。2025年度ことわざ研究奨励賞受賞。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる すごいことわざ図鑑』『〈試験に出る〉マンガでわかる おもしろい四字熟語図鑑』(共に講談社)がある。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。

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