【四字熟語】
背水之陣
【読み方】
はいすいのじん
【意味】
必死の覚悟で事に当たること。また、後にひけない困難な状況や立場のこと。
【語源・由来】
川や海を背にして、退却できないような陣形で戦うことからいう。中国漢の韓信が趙と戦ったとき、自軍の兵が寄せ集めのうえ、遠征で疲れていたので、わざと川を背にした陣を敷いて退却できないようにし、決死の覚悟で前進して大勝利をおさめたという故事から。
【典拠・出典】
『史記』「淮陰侯伝」
【類義語】
・破釜沈船(はふちんせん)
背水之陣(はいすいのじん)の使い方
背水之陣で事に当たるとできないことはないよね。
そうね。だからってテストの度に、前日になって背水之陣であわてて勉強するのはどうかと思うわ。
ぎりぎりにならないとやる気が出ないんだよ。
もっと精神を鍛えて、日ごろからこつこつ勉強をすべきだと思うわ。
背水之陣(はいすいのじん)の例文
- 失敗するとともこちゃんにどんな目にあわされるかわからない、背水之陣を敷いて挑もう。
- 背水之陣の覚悟で勉強をしたので、無事合格することができました。
- 明日が締切だから背水之陣で仕事に臨んでいます。
- あのチームはいつも背水之陣にならないと本領を発揮できないから、安心して試合を見ることができないんだ。
- 背水之陣の気持ちでやらないと失敗しますよ。