著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

繁文縟礼【はんぶんじょくれい】の意味と使い方や例文(語源由来)

【四字熟語】
繁文縟礼

略して「繁縟」ともいう。

【読み方】
はんぶんじょくれい

【意味】
形式や手続きが複雑で面倒なこと。

【語源・由来】
「繁文」はこまごました飾り、わずらわしい規則のこと。「縟礼」はこみいった礼儀作法の事。

【典拠・出典】

繁文縟礼(はんぶんじょくれい)の使い方

健太
ともこちゃん。着物を着ておめかしして、今からどこに行くの?
ともこ
今日はお茶会があるのよ。おいしいお菓子が出るから、健太くんも一緒に行く?
健太
お菓子は食べたいけれども、お茶会は繁文縟礼で面倒くさいから遠慮しておくよ。
ともこ
あら残念ね。気が変わったらいつでも言ってね。

繁文縟礼(はんぶんじょくれい)の例文

  1. お役所での手続きは繁文縟礼で、あれが足りないここが足りないと本当に面倒だ。
  2. 繁文縟礼な作業を簡素化すれば、仕事量は大幅に減ると思います。
  3. 市役所は繁文縟礼で融通が利かないから、お年寄りや弱者にちっとも優しくないと思う。
  4. 繁文縟礼で形式ばかりこだわっている公務員は、その実大した仕事をしていない。
  5. 大量な規約文を読んだり繁文縟礼な手続きはいやだ、ボタン一つ押すことで契約を終わらせたいんだ。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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