【四字熟語】
平伏膝行
【読み方】
へいふくしっこう
【意味】
高貴の人の前で恐縮して進み出るさま。
【語源・由来】
ひれ伏し目を伏せて膝頭をつけてはい進むこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・匍匐膝行(ほふくしっこう)
平伏膝行(へいふくしっこう)の使い方
健太くん、大変よ。今から皇族がこの道を通るらしいわよ。
平伏膝行せんばかりにかしこまらないといけないかな。
そうでしょうね。目を合わせたら罰があたるかもしれないわよ。
こわいから、皇族が通り過ぎるまでどこかに隠れていようかな。
平伏膝行(へいふくしっこう)の例文
- 平伏膝行して正視しないようにしました。
- 殿さまがこの道を通るときは、平民たちは、殿さまの姿が見えなくなるまで平伏膝行せんばかり地に頭をこすりつけていなくてはなりません。
- 平伏膝行しようとしましたが、王様を恐れるあまり震えてうまく進むことができませんでした。
- 殿さまに「近う寄れ」といわれたので、平伏膝行して進み出ました。
- 徳川家とフランスの会談に際して、平伏膝行したまま通訳をしましたが、当時、外国語を話すことができるということは称賛の対象ではなく侮蔑の対象でした。