著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

弊衣破帽【へいいはぼう】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【四字熟語】
弊衣破帽

「破帽弊衣」ともいう。「敝衣破帽」とも書く。

【読み方】
へいいはぼう

【意味】
身なりを構わない、粗野なさま。

【語源・由来】
「弊衣」はぼろぼろの衣服、「破帽」は破れた帽子。

【典拠・出典】

【類義語】
・弊衣破袴(へいいはこ)
敝衣蓬髪(へいいほうはつ)
蓬頭垢面(ほうとうこうめん)

弊衣破帽(へいいはぼう)の使い方

ともこ
健太くんはいつも弊衣破帽ね。服のいろんなところが破れているじゃないの。
健太
これはおしゃれなんだよ。ビンテージっていって、これが味なんだよ。
ともこ
ぼろぼろにしか見えないわ。
健太
このジーンズなんて100万円もするんだよ。かっこいいでしょう?

弊衣破帽(へいいはぼう)の例文

  1. 国が豊かになり、ファストファッションがはやり、弊衣破帽をするための衣服を手に入れずらくなりました。
  2. 健太くんはわざわざ弊衣破帽といった格好をして、人間は外見では判断できないと知らしめているそうです。
  3. 弊衣破帽な人はこの店に入ることはできません。
  4. 明治時代、弊衣破帽な学生をバンカラと呼び、彼らはハイカラに対抗していました。
  5. 弊衣破帽の健太くんは、浮いていてとても目立っていました。
ABOUT US
北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

四字熟語の逆引き検索



error: 右クリックは無効です。