著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

壁立千仞【へきりつせんじん】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
壁立千仞

【読み方】
へきりつせんじん

「へきりゅうせんじん」とも読む。

【意味】
断崖が壁のように千仞も高く切り立ちそびえていること。また仏教の語として「へきりゅうせんじん」と読み、仏法の真理が高遠なことのたとえ。

【語源・由来】
「仞」はひろ。高さや深さをはかる単位。上下に両手を広げた長さを一仞とする。

【典拠・出典】
水経』「河水」

壁立千仞(へきりつせんじん)の使い方

健太
この城は壁立千仞に囲まれていて、これでは馬で駆け上がることも駆け上ることもできないね。
ともこ
そうなのよ。しかも上から投石されたらひとたまりもないし、最強の天然の要塞よね。
健太
じゃあ、なんでこの王国は滅びたのかな?
ともこ
王様が浪費家でお金を使い果たしてしまったそうよ。欲には勝てなかったようね。

壁立千仞(へきりつせんじん)の例文

  1. ここは壁立千仞の絶景で有名な場所で、はるか下の海を見下ろすとめまいがしそうでした。
  2. 壁立千仞のけわしい崖に作られた鳥の巣から、卵を持って帰らなくてはいけません。
  3. 切り立った壁立千仞の上にあるその教会は、建設するまでに何人もの信者が犠牲になったそうです。
  4. 健太くんが選んだ悟りへの道は壁立千仞、厳しく険しい道です。
  5. 壁立千仞ですが、悟りを得た後は永遠の心の平穏が待っています。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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