【四字熟語】
放胆小心
【読み方】
ほうたんしょうしん
【意味】
文章を書くはじめは大胆に筆を揮って思いきって書くのがよく、ある程度熟練してからは細心の注意を払って書くのがよいということ。また、二つの文体。
【語源・由来】
「放胆」は修辞や文法の規則からは、少しはずれても思い切って大胆に表現すること。また、その文。「小心」は細かい点に注意を払って、よく字句を練ること。また、その文。
【典拠・出典】
『文章規範』
放胆小心(ほうたんしょうしん)の使い方
健太くんの作文が、ものすごくよくなったんだけど、何か秘密があるの?
放胆小心の方法を先生に教えてもらったんだよ。
へえ。健太くんの国語の先生はいい先生ね。
そうなんだ。個々の能力に合わせて丁寧に教えてくれるいい先生なんだよ。
放胆小心(ほうたんしょうしん)の例文
- 放胆小心の教えを吸収した健太くんの作文は、みるみるレベルが上がっていきました。
- 若い健太くんは放胆小心の手法のように、思い切ってその生命力の赴くままに書いてみるといいと思います。
- 編集者さんに放胆小心という文章の秘訣を教えてもらいました。
- 若いころの彼の文章と晩年の文章は放胆小心、少々異なっていて、その違いがおもしろい。
- 放胆小心の方法を守れば、いい作品が書けると断言されました。