隠忍自重の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)
【四字熟語】
隠忍自重
【読み方】
いんにんじちょう
【意味】
辛いことはじっとこらえて、軽々しく行動しないことのたとえ。
「隠忍自重」という四字熟語は、困難なことや苦しいことがあっても、我慢強く耐えて、無駄な行動をせず自分の行動を慎むことを示しているんだよ。
つまり、「辛いことでも我慢して、軽はずみな行動はせん」ってことやな。
困難な状況でも落ち着いて行動しようとする姿勢を教えてくれる言葉やな。
困難な状況でも落ち着いて行動しようとする姿勢を教えてくれる言葉やな。
【語源・由来】
「隠忍」は表に出さずに堪え忍ぶこと。「自重」は行動を慎むことから。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・忍之一字(にんのいちじ)
【対義語】
・軽挙妄動(けいきょもうどう)
・短慮軽率(たんりょけいそつ)
【英語訳】
endure pains and be prudent
endureは「耐える」という意味の動詞。painは「辛いこと」という意味の名詞。prudentは「自重」という意味の名詞。
英文例
くれぐれも隠忍自重するように。Endure pains and be prudent certainly.
英文例
くれぐれも隠忍自重するように。Endure pains and be prudent certainly.
隠忍自重(いんにんじちょう)の解説
カンタン!解説
「隠忍自重」っていうのは、いらだったりつらかったりする気持ちをぐっと抑えて、軽はずみな行動をしないことを表す言葉だよ。
「隠忍」って部分は、辛いことやつらいことを誰にも見せずに、我慢することを指しているんだ。つまり、本当はもうだめだと思っても、外にはそれを見せずにがんばり続けることさ。
そして、「自重」は、自分自身の行動をちゃんと考えて、軽々しく行動しないことを意味しているんだ。
例えば、「隠忍自重の毎日」って言ったら、つらいことがあっても我慢しつつ、ちゃんと自分の行動に責任を持って行動する毎日、という意味になるんだよ。
隠忍自重(いんにんじちょう)の使い方
健太くん、元気ないわね
ぼくのエラーで、大切な決勝戦、負けてしまったんだ
まあ、でも隠忍自重して、野球部やめるなんて言い出さないで
わかったよ、次はがんばるよ
隠忍自重(いんにんじちょう)の例文
- さぞかし辛いでしょうが、隠忍自重して、軽はずみな事はしないように十分きをつけて。
- 彼はその苦難を隠忍自重して乗り切った。
- 今は隠忍自重の時だ、チャンスが到来するまで耐え忍ぼう。
- 私は彼女にしばらくの間、隠忍自重するように説得した。
- あの時に隠忍自重したからこそ、今の自分があるのだと思う。
隠忍自重の文学作品などの用例
- 広田も、さすがに憤然とした。「組閣を全うするように」との要請もわかるが、もはや隠忍自重も限度だと思った。<城山三郎・落日燃ゆ>