【四字熟語】
一世木鐸
【読み方】
いっせいぼくたく
「いっせいのぼくたく」とも読む。
【意味】
世の中の人々を、教え導く人。社会の指導者。新聞の論説委員などの敬称、また自称。
【語源由来】
木鐸は、金属製の鈴で、中の舌が木で作られているもの。古代、法令を伝達するとき、振り鳴らして民衆を集めた。孔子を世間の木鐸になぞらえていったことば。
【典拠・出典】
『論語』
一世木鐸(いっせいぼくたく)の使い方

ともこちゃんは人望が厚いから、一世木鐸になれるよ。

そうかしら?もうすぐ生徒会役員の選挙があるから出馬してみようかしら。

いいんじゃないかな。当選したら、学校の宿題をなくしますって公約したらいいよ。

そんな公約をしたら、正しく生徒を導く指導者になれないわ。
一世木鐸(いっせいぼくたく)の例文
- 一世木鐸たる人物は、日本にはいないのでしょうか。
- 先生は、ひいきや差別をすることなく、一世木鐸として僕ら生徒を導いてくれました。
- マスコミは社会の一世木鐸であるべきです。
- 健太くんは、勉強はできないけれども、皆に信頼されていて、一世木鐸たる存在です。
- 一世木鐸のともこちゃんがいなかったら、このクラスは崩壊していたでしょう。