著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

大風呂敷【おおぶろしき】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

【四字熟語】
大風呂敷

【読み方】
おおぶろしき

【意味】
誇張していうこと。
実現できそうにない話や計画。

【語源・由来】
主に「大風呂敷を広げる」という表現で使用されます。
大きな風呂敷をいっぱいに広げて何でもかんでも包み込んでしまおうという信用性に乏しい様子から、出来そうもないことや大袈裟に言ったりすることを指します。

【典拠・出典】

【類義語】
大言壮語(たいげんそうご)
針小棒大(しんしょうぼうだい)

【英語訳】
big talk
hot air
pipe dream
big cloth wrapper
vaunting
be bombastic
blow one’s horn
bragging
boasting

例文 彼はいつも大風呂敷を広げる。
He is always talking big.

大風呂敷(おおぶろしき)の使い方

ともこ
隣のクラスの山田君はいつも話が誇張しているよね。本当に信用できない。
健太
うん、いつも大風呂敷を広げる傾向があるよね。
ともこ
この間も英語がペラペラだって言っていたけど、結局ほとんどしゃべれないみたいだよ。口先ばっかり。
健太
そういう人は最後は信用されなくなってしまうよね。

大風呂敷(おおぶろしき)の例文

  1. あの営業の人は大風呂敷を広げていたので信用できない。
  2. 最初は大風呂敷かとあまり信用していなかったが、実際は言っていた以上の実力があることが分かった。
  3. あの会社はいつも大風呂敷を広げていたため倒産してしまった。
  4. うそくさい大風呂敷を広げて帰って行った。
  5. よくもそんな大風呂敷を広げられるよね。

まとめ

大風呂敷(おおぶろしき)の意味は「誇張していうこと、実現できそうにない話や計画など」です。
主に「大風呂敷を広げる」という表現で使用されます。
大きな風呂敷をいっぱいに広げて何でもかんでも包み込んでしまおうという信用性に乏しい様子から、出来そうもないことや大袈裟に言ったりすることを指します。

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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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