一子相伝の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
一子相伝
【読み方】
いっしそうでん
【意味】
学問・技芸などの奥義を直系の子供一人にのみ伝えて他人にもらさないこと。ひとりの子供にのみ伝授する意。
たとえば、特別なお料理の作り方や、すごい技を、一人の弟子だけに教えるとか。
これは、「大切なものを一人に伝える大切さ」を教えてくれるんやで。
【語源・由来】
一子相伝の「一子」は自分の子供という意味、「相伝」は代々伝えていくこと。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・父子相伝(ふしそうでん)
・一家相伝(いっかそうでん)
・奥義秘伝(おうぎひでん)
【英語訳】
transmission of the secrets of an art
family recipe
the secret of an art is given to only child
彼の家には一子相伝の何かがあるらしいのだが、彼は何も教えてくれない。
His family have something that transmitted from father to son over generations, but he never tells me anything about it.
一子相伝(いっしそうでん)の解説
「一子相伝」っていうのは、自分が持っている特別な知識や技術、それが何かすごく秘密のことであったり、深い意味があったりするものを、自分の子供のうちの一人だけにだけ教えて、他の人には秘密にすることを表す言葉だよ。要するに、大切なことを一人だけに教えて、その人がまた次の世代に教える、っていうことだね。
「相伝」っていうのは、「次から次へと伝えていく」っていう意味だよ。だから、「一子相伝」は特別なことを、子供の世代から次の世代へと、一人ずつしか教えない、っていう意味になるんだ。
例えば、「一子相伝の秘技」と言うときは、その秘技を持っている人が、その秘技を一人の子供だけに教えて、他の人には教えない、っていう意味になるよ。
一子相伝(いっしそうでん)の使い方
一子相伝(いっしそうでん)の例文
- 彼は一子相伝の暗殺拳を極め、世の中の大きな陰謀と戦うため、たった一人で立ち上がった。こういう感じの映画が好きだ。
- よく漫画や映画に一子相伝の奥義などが出てくるが実際本当にこういうものがあるのだろうか。
- 子供の頃、一子相伝の奥義に憧れて私も父から何か教えてもらえると思って期待していた。
一子相伝の文学作品などの用例
- 一子相伝の女子以外に見せてはならぬという掟はいつの世に誰が定めたものかわからないが、<円地文子・彩霧>
その知識や技術を他の人には秘密にして、一人だけに伝えるということなんだ。