一子相伝の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【四字熟語】
一子相伝
【読み方】
いっしそうでん
【意味】
学問や技芸などの奥義・秘伝を、自分の子どものうちの一人だけに授け、ほかの人には漏らさないこと。また、仏教の教えなどを特定の弟子一人だけに伝える場合にも使う。


【語源・由来】
「一子」は、ここでは自分の子どものうちの一人、または教えを受け継ぐ特定の一人を指す。「相伝」は、技芸や教えなどを代々受け継いで伝えること。
学問や武芸、芸能などの大切な奥義を、一人だけに伝え、ほかの人には秘密にすることを表す。仏教でも奥深い教えを自分の子や弟子一人に授ける意味で使われる。
重要なのは「一人だけに伝授する」という点で、単に家業を子ども全員に継がせることや、家族でレシピを共有することとは区別される。
【典拠・出典】
-
【近い表現】
・父子相伝(ふしそうでん)(父から子へ奥義や教えを伝えること)
・一家相伝(いっかそうでん)(一家に代々伝わる技や教え)
・奥義秘伝(おうぎひでん)(奥深い技や教えを秘密に伝えること)
いずれも伝承に関係するが、「一子相伝」は特に一人だけを継承者とする点が特徴。
【英語訳】
to pass down a secret art to a single heir
to transmit a master’s secret teachings to only one chosen successor
その流派では、秘伝の技法を代々一人の後継者にだけ伝えてきた。
In that school, the secret technique has been passed down to just one chosen successor in each generation.
一子相伝(いっしそうでん)の解説
「一子相伝」は、学問や技芸の秘伝を、子どものうちの一人だけに受け継がせるという意味だよ。仏教の教えを選ばれた弟子一人に伝える場合にも使われるんだ。
「相伝」は代々伝えていくこと。「一子相伝」では、特別な教えや技をほかの人に明かさず、一人の継承者に授ける点が大切なんだ。
例えば、伝統的な工芸の奥義を師匠から一人の後継者へだけ伝える場合に使えるよ。家族みんなで知っている料理のレシピとは違って、継承する人が一人に限られていることを表すんだ。
一子相伝(いっしそうでん)の使い方




一子相伝(いっしそうでん)の例文
- その家では、伝統の技法を一子相伝として代々一人の子に伝えてきた。
- 秘伝の奥義は一子相伝で、後継者以外には明かされなかった。
- 物語に登場する師匠は、弟子一人に一子相伝の秘法を授けた。
- 工芸品の制作に欠かせない技を、一子相伝によって守り続けている。
- 「一子相伝」と「父子相伝」は近い言葉だが、前者は特に継承者が一人に限られる点を強調する。
一子相伝の文学作品などの用例
- 一子相伝の女子以外に見せてはならぬという掟はいつの世に誰が定めたものかわからないが、<円地文子・彩霧>


















