【四字熟語】
一病息災
【読み方】
いちびょうそくさい
【意味】
まったく健康な人よりも、何か一つくらい軽い病気を持っていた方が、健康に気を使うので、かえって長生きするものだということ。
【語源・由来】
「一病」は一つの病気。「息災」の「息」はとどめる意で、仏の力で災害や病気などの災いを防ぐこと。また健康であることから。
【典拠・出典】
-
【類義語】
・無事息災(ぶじそくさい)
・無病息災(むびょうそくさい)
【英語訳】
one who experiences a chronic ailment takes better care of his health and lives longer
chronic ailmentは「持病」という意味の名詞。
英文例
彼は一病息災だと笑った。He laughed he experiences a chronic ailment takes better care of his health and lives longer.
英文例
彼は一病息災だと笑った。He laughed he experiences a chronic ailment takes better care of his health and lives longer.
一病息災(いちびょうそくさい)の使い方
うちのお父さん、肝臓が悪いのよ。心配だわ
お酒の飲み過ぎ?
そうなのよ。でも、一病息災だって笑って、家族の忠告も全然きいてくれないの
うーん、お母さんから強く言ってもらった方がいいかもね
一病息災(いちびょうそくさい)の例文
- 長い間持病があることを悩んでいたが、一病息災だと思えるようになってからは気が軽くなった。
- 先日の検査で肝臓がひっかかった。これから定期的に医者に通わなければならないので、一病息災になったわけだ。
- 一病息災とも言うし、多少の持病はあっても、かえって長生きできるというものだ。
- 気休めかもしれないが、一病息災だと考えれば、医者にまめに通う分、健康でいられると思うよ。
- 大変かもしれないけれど、一病息災ということもあるから悲観しないようにしよう。
まとめ
「一病」はひとつの病、持病を意味しており、「息災」は健康であることを表すことから、一病息災(いちびょうそくさい)は、まったく健康な人よりも、何か一つくらい軽い病気を持っていた方が、健康に気を使うので、かえって長生きするものだということを表すことばとなりました。実際、何も持病がないとなかなか病院で検査をしてもらう機会がなく、かえって大病に気づかずにいる、ということも有り得ます。持病が無い方も、定期的に病院で検査をして、息災であることを確認することをおすすめします。