【四字熟語】
独立独歩
【読み方】
どくりつどっぽ
【意味】
人に頼らず自分の力で、自分の信じるとおりに進んでいくこと。
独歩は「1人だけで歩くこと」から派生して「自分自身の意志と力で物事をすること」「比べもののないほど優れていること」の意味が生まれました。
【語源由来】
「独歩」は「無門関」(中国宋代の禅僧・無門慧開の編さんした公案集)より
【典拠・出典】
-
【類義語】
・独立独行(どくりつどっこう)
・独立自全(どくりつじぜん)
・独立不羈(どくりつふき)
・独立自尊(どくりつじそん)
・独立自存(どくりつじそん)
・独立不撓(どくりつふとう)
・自主独住(じしゅどくじゅう)
・一国一城(いっこくいちじょう)
【英語訳】
・independence
・self-reliance
・self-help
独立独歩(どくりつどっぽ)の使い方
さすがは名門校だね、いつもながら文化祭はすごいよ。
評判もあって人出が凄いわ! 模擬店なんて玄人(くろうと)はだしだもの。
文化祭は全部、学生が運営して学校側は一切関わらないらしいよ。
建学の、独立独歩の精神が生かされているのね。
独立独歩(どくりつどっぽ)の例文
- これまで独立独歩でやってきたのには訳がある。
- 彼の独立独歩の精神を尊重しようではないか。
- これまで私は悠々自適、独立独歩でやってきた。
- 彼の独立独歩を、親として静かに見守ろう。
- 彼の作品は独立独歩、ほかに類を見ないものだ。
まとめ
「自分の力で信じる道に進んでいく」という意味の【独立独歩】は、「他人に頼らずに」というのが一番のポイントです。自分ひとりの力で事をなした結果、比類無い物になるというイメージなのでしょう。
この四字熟語も含め、禅宗の思想が随所にちりばめられています。【独立独歩】は自分の中にあるなまけ心や欲、邪念に打ち克ち、理想へと近づいて行く様子を示しています。