著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

意到筆随【いとうひつずい】の意味と使い方や例文(出典・類義語)

【四字熟語】
意到筆随

【読み方】
いとうひつずい

【意味】
詩文などをつくるのに、心のまますらすらとつくれること。「意至りて筆随う」とも読む。

【典拠・出典】
春渚紀聞』「東坡事実・文章快意」

【類義語】
・意到心髄(いとうしんずい)

意到筆随(いとうひつずい)の使い方

健太
ともこちゃん。作文の宿題は終わった?
ともこ
ええ終わったわよ。どうしてもこの人の事を書きたいって思った人が居たから、意到筆随、すぐに終わったわ。
健太
僕はまだ終わらないんだよー。書きたい人かあ。空手の先生について書こうかな。
ともこ
良いんじゃないかしら。いつもお世話になっているし、意到筆随、書き始めたらすらすら筆が進むんじゃないかしら。

意到筆随(いとうひつずい)の例文

  1. 意到筆随、あまり産みの苦しみを味わずに済んだ作品でした。
  2. 書き始めると、主人公が頭の中で勝手に動いてくれて、意到筆随でした。
  3. 毎日原稿用紙五枚分と決めて、意到筆随、一年を掛けて書きあげました。
  4. 医療小説を書く海堂尊氏は、速筆で、意到筆随です。
  5. 本当に感動した瞬間、意到筆随、頭の中で俳句がひらめきました。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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