著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

琴歌酒賦【きんかしゅふ】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
琴歌酒賦

【読み方】
きんかしゅふ

【意味】
世間離れした優雅な遊びのたとえ。また、名誉や私欲と縁のない隠者の生活のたとえ。

【語源・由来】
「琴歌」は、琴を弾いて歌を歌うこと。「賦」は、詩を作ること、詩を歌うこと。琴を弾いて歌を歌い酒を飲んで詩を作る意から。

【典拠・出典】
文選』孔稚珪

【類義語】
閑雲野鶴(かんうんやかく)
孤雲野鶴(こうんやかく)

琴歌酒賦(きんかしゅふ)の使い方

ともこ
健太くんのおじいちゃんは、元気にしている?
健太
うん。とても元気だよ。山にこもって、木の実を食べながら、琴歌酒賦、質素な暮らしをしているよ。
ともこ
へえ。でも健太くんのおじいちゃんは、山や自然が好きだったから、おじいちゃんにとっては贅沢な暮らしなのかもしれないわね。
健太
確かにそうかもしれないね。

琴歌酒賦(きんかしゅふ)の例文

  1. 彼は、花鳥風月を楽しむ琴歌酒賦が好きです。
  2. 彼は、山の奥に茶室を作り、琴歌酒賦を日々楽しんでいます。
  3. 彼は、京都の老舗の後継ぎなだけあって、琴歌酒賦に通じています。
  4. 彼は、琴歌酒賦の中でも詩歌を作ることに力を入れていて、よく書いていますよ。
  5. 彼は、若いころは贅を尽くした暮らしをしていましたが、今は、琴歌酒賦の暮らしをしています。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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