著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』を講談社より出版

乗桴浮海【じょうふふかい】の意味と使い方や例文(語源由来・出典)

【四字熟語】
乗桴浮海

【読み方】
じょうふふかい

「桴に乗りて海に浮かぶ」とも読む。

【意味】
世を嘆き、逃げ出すこと。

「乗桴」は、いかだを操縦する。「浮海」は、船などで海へ出ること。

【語源・由来】
いかだに乗って、陸を離れ海へ逃げるという意味から。

【典拠・出典】
論語』「公冶長」

乗桴浮海(じょうふふかい)の使い方

健太
勉強、勉強ってうるさく言われるから、乗桴浮海したいな。
ともこ
健太くんが勉強をすれば言われなくなるわよ。
健太
したくないんだよ。
ともこ
勉強しないまま、乗桴浮海しても、生きていく知恵がなくて、健太くんは三日ともたないと思うわ。まずは勉強ね。

乗桴浮海(じょうふふかい)の例文

  1. ともこちゃんは理不尽な目にあって、乗桴浮海したいと思った。
  2. 乗桴浮海したいなと思うことが多々あるけれども、幸せな瞬間のおかげで踏みとどまっている。
  3. ともこちゃんは、健太くんに振られたら乗桴浮海したくなるだろうと思い、告白していない。
  4. 乗桴浮海したくなった健太くんのお兄さんは、今、無人島に一人で住んでいる。
  5. ともこちゃんは、乗桴浮海したくなった時は、海を眺めてやり過ごす。
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北澤篤史サイト運営者
1984年(昭和59年)、大阪府生まれ。言葉への関心が高じ、「ことわざ」「漢字」「四字熟語」をテーマに複数のウェブサイトを立ち上げる。これらのサイトは、小中学校の教材として利用されるほか、単語カードやタイピングゲームなど多様な形で活用されている。元消防士で、現在は防災士として防災普及にも取り組む。ことわざ学会研究フォーラムでは、「備えあれば憂いなし:ことわざを通して意識づける災害時の命を守る知恵」「WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか」などをテーマに研究報告を行う。著書に『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社)、『マンガでわかる すごい!ことわざ図鑑〈試験に出る〉』(講談社)がある。

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