【四字熟語】
槐門棘路
【読み方】
かいもんきょくろ
【意味】
政界の最高幹部のこと。
【故事】
三公は臣下の最高位の三つの位。周代は太師・太傅・太保をいう。九卿は九人の大臣。
中国の周代、天子が政務を執る外朝がいちょうの庭に三公が位置する所を示す三本の槐を植え、外朝の左右に九卿の位置する所を示す九本の棘を植えたという故事から。
もとは、中国周代の三公と公卿(九卿)のことをいった。「槐門」は三公の別称。「槐」はえんじゅ。落葉高木のこと。「棘路」は九卿の別称。公卿の地位のこと。「棘」はいばら。
【典拠・出典】
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【類義語】
・九棘三槐(きゅうきょうさんかい)
・三塊九棘(さんかいきゅうきょく)
・公郷大夫(こうけいたいふ)
・露槐風棘(ろかいふうきょく)
槐門棘路(かいもんきょくろ)の使い方
今日発表された新しい改造内閣の槐門棘路は、すぐに、スキャンダルが出そうな顔をしている人たちばかりだったわね。
本当に?僕はまだ、槐門棘路の面々を見ていないんだけど、ともこちゃんが言うなら、そうなんだろうね。そろそろ政権交代かな?
今は、野党が弱いから、スキャンダルにも負けずに頑張り続けそうよ。
そうだね。父さんもそんなこと言っていたな。誰が政権を取るかというのは、あまり興味はないけれど、僕たち子どもに明るい未来を創ってくれる人が政権を握っていてほしいよね。
槐門棘路(かいもんきょくろ)の例文
- 今回の、政権の槐門棘路は、実直そうな人たちばかりで、好感が持てるが、皆もそう思ったようで、内閣の支持率が上がったらしい。
- 新しい槐門棘路は、派手さを狙った人ばかりで、好きではない。
- 今度の槐門棘路は、実績や経験のある人たちばかりだ。
- 発表された槐門棘路は、当初、予想された通りのメンバーだった。
- 今日、新聞で槐門棘路のメンバーを見たけれど、首相のお気に入りをはべらせたって感じだねえ。