【四字熟語】
佶屈聱牙
【読み方】
きっくつごうが
【意味】
文章が難解で堅苦しくわかりにくい様。
【語源・由来】
「佶屈」は折れ曲がる様子。また滞り、つまって進まない様子。「聱牙」は話などがごつごつして理解できない様子。「聱」は言葉が耳に入らないこと。「牙」は歯がかみ合わないこと。
【典拠・出典】
韓愈「進学解」
【類義語】
・佶屈晦渋(きっくつかいじゅう)
・鉤章棘句(こうしょうきょくく)
佶屈聱牙(きっくつごうが)の使い方
今回、芥川賞を受賞した作品は、佶屈聱牙、とても堅い文章でなかなか読み進めることが出来ないんだ。
ああ。あれね。とても難しいわよね。私は昨日読み終わったわ。
本当に?すごいね。話のあらすじを教えてよ。
健太くん。最後まで読む気がないでしょう?
佶屈聱牙(きっくつごうが)の例文
- 大学の学生のレベルを上げるために、わざと佶屈聱牙な用語を用いています。
- 祖父の手紙はいつも佶屈聱牙な文章で、漢文を読んでいる気分になります。
- その契約書は佶屈聱牙な言葉で書かれ、肝心なことは小さな文字で但し書きされ、最初から人をだまそうとしているかのようでした。
- 彼の論文は、佶屈聱牙すぎて理解できませんでした。
- 彼の作文は、佶屈聱牙な文章で、小学生が書いたものとは到底思えません。