危急存亡の意味(出典・類義語・英語訳)
【四字熟語】
危急存亡
【読み方】
ききゅうそんぼう
「危急存亡の秋(とき)」という形でよく使います。「秋」はここでは季節の「あき」ではなく、重大な時期を意味し、「とき」と読みます。
【意味】
差し迫った危機に直面し、生き残るか滅びるかの重大な瀬戸際にあること。特に国や組織などの存続が懸かった深刻な局面をいう。

「危急存亡」は、国や組織などが存続できるか、それとも滅びてしまうかという重大な危機に直面していることだよ。「危急存亡の秋(とき)」という形で使われることが多いんだ。

ニャルほど! 物語の中で、国が敵に囲まれて存続の危機にあるような場面が「危急存亡の秋」なんだニャ。オラ、無事に切り抜けられるか気になってしまうニャン!
【典拠・出典】
『文選』諸葛亮「前出師表」
【類義語】
・生死存亡(せいしそんぼう)
・国歩艱難(こくほかんなん)
・国家存亡(こっかそんぼう)
※「国歩艱難」は国の情勢が難しいことを表し、「危急存亡」は存続そのものが危うい切迫した局面を強調する。
【英語訳】
・a critical moment for survival(存続を左右する重大な局面)
・on the brink of collapse(崩壊寸前にある)
・a matter of life and death(生死や存亡に関わる重大事)
【英語例文】
その国は危急存亡の秋を迎えていた。
The country was facing a critical moment for its survival.
危急存亡(ききゅうそんぼう)の解説
カンタン!解説
「危急存亡」は、国や会社、組織などが、これからも存続できるかどうかの瀬戸際に立っていることを表すんだ。「危急」は危険が差し迫っていること、「存亡」は存続と滅亡のこと。ちょっとした失敗や試合の一場面ではなく、先行きが大きく左右される深刻な危機に使うんだよ。
「危急存亡の秋」という表現では、「秋」は季節ではなく、重大な時期を意味するんだ。つまり、生き残れるかどうかが決まるほど大切な局面ということだよ。
この表現は、中国・三国時代の諸葛亮が、蜀の国の危機を述べた「前出師表」に由来するんだ。『出師表』では、劉備(りゅうび)が亡くなった後の国の厳しい状況について、「危急存亡の秋」と表現しているんだよ。
危急存亡(ききゅうそんぼう)の使い方

ああっ、最後の城が敵に囲まれちゃった! ここが落ちたら国が滅びちゃうよ!

健太くん、何をそんなに心配しているの?

歴史の物語を読んでいるんだ。食料も尽きかけていて、まさに危急存亡の秋なんだよ!

国が存続できるかどうかの瀬戸際なのね。なんとか切り抜けてほしいわ……。
危急存亡(ききゅうそんぼう)の例文
- 敵軍に包囲された王国は、まさに危急存亡の秋を迎えていた。
- 会社が危急存亡の秋を迎え、社員たちは再建に向けて力を合わせた。
- 国の指導者たちは、危急存亡の局面を乗り切るために力を合わせた。
- 資金が底をつきかけた団体は、危急存亡の瀬戸際に立たされていた。
- その大企業は今、危急存亡の秋を迎えていた。
危急存亡の文学作品などの用例
- 冗談言うときでなか、今や危急存亡の秋たい、<尾崎士郎・人生劇場>


















