著書『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』を講談社より出版

鬼出電入【きしゅつでんにゅう】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

【四字熟語】
鬼出電入

【読み方】
きしゅつでんにゅう

【意味】
目にもとまらぬ動き。予期できぬ所に急に現れたり姿を消したりすること。

【語源・由来】
鬼神のように自在で、稲妻のように速く出没するという意味から。

【典拠・出典】
淮南子』「原動訓」

【類義語】
・神出鬼行(しんしゅつきこう)
神出鬼没(しんしゅつきぼつ)
・神変出没(しんぺんしゅつぼつ)

鬼出電入(きしゅつでんにゅう)の使い方

ともこ
健太くんは猫を飼い始めたのよね。かわいい?
健太
うちの飼い猫は鬼出電入で困るんだよ。急に居なくなったと思ったら、いつの間にか背後に忍び寄っていたりして、びっくりさせられるんだよね。
ともこ
きっと健太くんを心配させたり、驚かせて楽しんでいるのよ。
健太
きっとそうだね。家族の中で僕が一番下に見られている節があるから。

鬼出電入(きしゅつでんにゅう)の例文

  1. 彼は、つねに鬼出電入だから、いまどこにいるのか、どこに居れば会えるのか誰にも分らないよ。
  2. 駅伝の中継に、サイヤ人やアンパンマンが映っている時があり、彼らは鬼出電入です。
  3. 鬼出電入だったネズミの侵入経路を発見しました!
  4. 竜巻は鬼出電入で、とても恐ろしい気象現象です。
  5. 怪盗ルパンは、鬼出電入、日本の警察をもってしても捕まえることが出来ません。
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北澤篤史サイト運営者
1984年、大阪府生まれ。 著書 『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』(講談社、2024) ことわざ学会所属。ことわざ研究発表『WEB上でのことわざ探求:人々が何を知りたいのか』(ことわざ学会フォーラム、2023)

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