【四字熟語】
克己復礼
【読み方】
こっきふくれい
【意味】
私欲を抑制し、社会の規範や礼儀にかなった行動をすること。
【語源・由来】
「克己」は自己の欲望にかつこと。「復礼」は礼により従うということ。孔子が最も重んじた「仁」について、弟子の顔回に答えた言葉で、「己に克ちて礼に復る」と答えたという故事から。
【典拠・出典】
『論語』顔淵
克己復礼(こっきふくれい)の使い方
健太くん。今、話をしていた人は知り合いの人なの?
ううん。道を聞かれただけだよ。
へえ。あの人はなんで頭にハムスターを乗せていたのかしら。
僕も気になったんだけど、初対面の人に聞くのは失礼だし、克己復礼だと思って聞くのを我慢したんだよ。
克己復礼(こっきふくれい)の例文
- 疲れていて椅子に座りたいけれども、克己復礼、妊婦さんに譲ろう。
- 彼は「仁」という名前なだけあって、克己復礼の精神を重んじる今時珍しい少年ですよ。
- レジに並ぶ前の人がモタモタしていてイライラしたけれども、克己復礼、彼は悪くないと自制心を働かせました。
- これから一社会人として、克己復礼を重んじて、社会のためになる人間になってください。
- 今日から克己復礼の精神で、邁進したいと思っております。