【四字熟語】
巧言乱徳
「巧言は徳を乱る」とも読む。
【読み方】
こうげんらんとく
【意味】
巧みに飾った言葉は、人を惑わして徳の妨げになること。
【語源・由来】
「巧言」は相手に気に入られるように飾った言葉。「乱徳」は徳を乱すこと。口先ばかりで誠意がないと、結局信頼をなくして徳を乱すもととなり、ひいては他人の徳も傷つけることになるという意から。
【典拠・出典】
『論語』「衛霊公」
巧言乱徳(こうげんらんとく)の使い方
ともこちゃんは今日もきれいだね。ほら桜の花もともこちゃんの前では恥じ入ってしまって、一斉に散ってしまったよ。
健太くんは巧言乱徳ね。
そんなことないよ。本心だよ。
クラスの女子全員に同じことを言っているのを知っているんですからね。
巧言乱徳(こうげんらんとく)の例文
- 思い付きでしゃべって、巧言乱徳になってはいけないのでよく考えてから言葉を発します。
- 酒の席で言動が巧言乱徳になり、政治家としての地位を失った人が少なからずいます。
- 巧言乱徳なことばかり言っていると、信用を失いますよ。
- 健太くんの発言は巧言乱徳、なんて薄っぺらい人間なんだろう。