【四字熟語】
黄衣廩食
【読み方】
こういりんしょく
【意味】
黄色の衣を身に着け俸禄を受けるもの。宮中に仕える宦官のこと。
【語源・由来】
「黄衣」は宦官が着る服を意味し、「廩食」は官から支給される俸禄を指す。
【典拠・出典】
『資冶通鑑』「唐紀・玄宗開元元年」
黄衣廩食(こういりんしょく)の使い方
黄衣廩食という官職が、昔の中国にあったそうだよ。知っている?
ええ。知っているわ。黄衣廩食のせいで国が乱れることがたびたびあったようで、秦は黄衣廩食のせいで滅びたと言われているわ。
黄衣廩食はすごい権力を持っていたんだね。
でも黄衣廩食になるための不衛生な手術のせいで多くの人が亡くなったり、命がけの手術だったらしいわ。
黄衣廩食(こういりんしょく)の例文
- 唐滅亡後の後南漢国では、二十五人に一人が黄衣廩食でした。
- 出世するために、自ら志願して黄衣廩食になるための手術を受ける人が少なくありませんでした。
- 中国の文化の影響を受けてきた日本ですが、黄衣廩食はいなかったようです。
- 黄衣廩食は当初、神に仕える奴隷とされていました。